バッテリーに問題が？車のエンジンがかからない理由から対処法まで

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「出勤しようとしたらエンジンがかからない」「信号待ちでエンジンが止まった」
朝の忙しい時間帯や走行中にエンジンがかからなくなったり停止してしまうと、すごく慌てますよね。

最悪の場合、ロードサービスを呼ばなくてはなりません。
そこで今回は、車のエンジンがかからない原因やバッテリーのメンテナンス方法などを紹介します。

本記事のポイントは3つ。

・車のエンジンがかからない理由
・車のエンジンがかからない時の対策法
・バッテリー上がりを起こさない定期的なメンテナンス

できるだけ分かりやすく紹介しますので、最後までお読みいただき参考にしてください。

車のエンジンがかからない理由とは

車のエンジンがかからない原因として、代表的な理由をいくつかお伝えします。

バッテリー上がり

エンジンをかけるためのセルモーターを動かすには一定以上の電力が必要です。
バッテリー内に蓄えられている電気が限りなくゼロに近い状態になることで、始動に必要なエネルギーを放出できなくなります。

バッテリー上がりについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

セルモーターの故障

スタートボタンを押したりキーを回してもキュルキュル音が聞こえない時は、セルモーターの故障かも知れません。
バッテリー上がりと比較して頻度は少ないですが、エンジンがかからない時の主な原因のひとつです。

オルタネーターの故障

オルタネーターは車の発電機です。
エンジンの回転をエネルギーに電気を作り出します。

オルタネーターが故障することで、電気を生み出せなくなり、バッテリー上がりへと発展します。
エンジンと繋がっているVベルトが切れた場合も同様です。

スパークプラグの劣化

酸素とガソリンで構成される混合気を圧縮して点火することで、ピストンが上下してエンジンがかかります。
その点火に必要なのがスパークプラグです。

状況により異なりますが、スパークプラグの寿命は一般的に15,000㎞～20,000㎞。
それを超えて使用していると、エンジンがかからなくなる原因となります。

車のエンジンがかからない時の対策法

バッテリー上がりが原因で車のエンジンがかからない時は、以下で紹介する方法をお試しください。

ジャンプスタート

トラブルのない車（救援車）からエンジンの始動に必要な電気を分けてもらう方法です。
以下は、ジャンプスタートの手順です。

1．車どうしを近づける
2．故障車のバッテリー（プラス）にブースターケーブルを取り付ける
3．救援車のバッテリー（プラス）にブースターケーブルを取り付ける
4．救援車のバッテリー（マイナス）にブースターケーブルを取り付ける
5．故障車のバッテリー（マイナス）にブースターケーブルを取り付ける
6．救援車のエンジンをかける
7．故障車のエンジンをかける
8．取り付けた時と逆の手順でブースターケーブルを取り外す

ジャンプスタートでエンジンがかかっても、20分はバッテリーどうしをつなげておきましょう。
また、ブースターケーブルをはずした後、30分程度は走行しましょう。

ジャンプスターター

充電済みのジャンプスターターを車に乗せておけば、他の車の力を借りる必要はありません。
ジャンプスタートと同じ手順でブースターケーブルをつなげればエンジン始動に必要な電気が供給されます。

ロードサービスに依頼する

車の任意保険に加入されている方やJAF会員でしたら、無料でロードサービスを呼ぶことができます。
到着まで時間がかかるものの、その場で対処してくれますから安心です。

バッテリー上がりを起こさない定期的なメンテナンスとは

バッテリー上がりを起こさないためには、定期的なメンテナンスが重要です。
タイヤの空気圧やエンジンオイルなどと一緒にチェックしておきましょう。

フル充電を心掛ける

バッテリーの容量が少なくなると、電極板に結晶が付着しやすくなります。
結晶が付着した部分では化学反応が起こらなくなり、バッテリー劣化につながります。
そうならないためにも、フル充電は大切です。

バッテリーチェッカー

バッテリーチェッカーとは、バッテリーの劣化状態や電圧などを判断してくれる機械です。
ガソリンスタンドやカー用品店にありますから、給油や買い物ついでにチェックしてもらいましょう。

バッテリーチェッカーは自分で購入することも可能です。
性能により価格はさまざまですが、カー用品店やインターネットで5,000円程度で販売されています。

長い距離を走行する

近距離走行を繰り返していると需要に供給が追いつかなくなり、バッテリー上がりの原因となります。
しっかり発電＆充電するためにも、月に一回程度は長距離運転してください。
長距離と言っても1時間程度で問題ありません。

できれば、渋滞や信号の少ない自動車専用道路や高速道路を走行しましょう。

【まとめ】車のエンジンがかからない時はバッテリーが原因であることも！

ボンネットの中にある、バッテリーをチェックしているドライバーは少ないと思います。
いきなりバッテリーが上がることがないよう、せめてバッテリー液の水位だけでも月一で確認してください。