三角割りとは?空き巣の手口や割れない防犯対策も!
空き巣の手口として、窓を破るのでなく、マイナスドライバーを使う方法があります。
横引き窓の隙間にマイナスドライバーを差し入れて、鍵付近だけを破壊するやり口です。
これを「三角割り」といい、熟達した空き巣はこの方法で10秒程で窓から入ってきます。
三角割りとは?
よくあるイメージとして、空き巣は窓を割って入るものだと思われているでしょう。
しかしこの乱暴なやり方はむしろ過去のもので、最近はやり口が変わってきました。
音が立たず、侵入までの時間も少なくできる三角割りが空き巣の世界では主流のようです。
空き巣の常套手段「三角割り」
最近の空き巣被害では、三角割りがよく見られます。
三角割りでは、まずマイナスドライバーを横引き窓の隙間に差し、窓の密着を甘くします。
その上で鍵付近だけをくりぬくように割り、そこから鍵を開けて侵入するのです。
三角割りはマイナスドライバーがあれば、簡単にできるようです。
さらに窓を破壊する面積が少ないため、派手な音が鳴ることがありません。
周囲の警戒を引かずに侵入できるのが、空き巣にとっては最大のメリットなのでしょう。
三角割り以外の空き巣の手口とは?
以前までのように窓を全面的に蹴破るかのような破壊の仕方は少なくなりました。
三角割りでずる賢く侵入するのが空き巣の常套手段になっています。
しかしもちろん、それ以外にもやり方がないわけではありません。
無施錠で侵入を許す
空き巣は正々堂々入ってきます。
それが、玄関の戸や窓の無施錠によるものです。
警察庁の調査によると、空き巣の侵入は40%程が、無施錠によるものといわれます。
どれだけ厳戒な防犯を実施していても、無施錠であればすべてが無意味です。
鍵は必ず閉めるようにしましょう。
ピッキングによる侵入
空き巣はピッキングのプロでもあります。
防犯性の高いディンプルキーでも、熟練の空き巣によれば10分で侵入できるようです。
10分といえば長い時間でもあり、周囲の目にもつきそうなものです。
しかしピッキングを複数回に分ければ、その都度1分の操作で10回で侵入できます。
ディスクシリンダー錠という従来からの鍵であれば、すぐに突破できる空き巣もいます。
窓鍵を外から操作する
実は窓の鍵は、外から操作することによって開けることもできます。
特に古い家屋で、鍵の強度が緩んでいる場合は、要注意です。
窓の鍵部分を外からとんとんと叩くだけで、少しずつ錠が下がっていきます。
破壊することもなく、そのような操作で侵入を許すこともあるので気をつけましょう。
窓が割れないようにする防犯対策とは?
窓を破られないようにするには、防犯性能の高い窓を取り入れるのがベストです。
横引き窓の場合は、サッシや引き合わせのゴム部分まで密着性の高いものを選びましょう。
防犯性能を高める方法
三角割りのような現代的な常套手段を防ぐためにも、窓の強度は必要です。
マイナスドライバーを差し込んで窓がずらされるところまで進められても、鍵の周りをくりぬいて割られなければ、侵入は防げます。
強化窓ガラスにすれば、最終的に破壊を防ぐことができます。
破壊されるときに特徴的な嫌な音が鳴る窓もあります。
そのようなあらゆる方面で防犯性能の高い窓を使用すれば、空き巣も近寄りません。
また地域ぐるみで対策すると空き巣は現れにくくなります。
鍵の施錠を住民同士で注意しあうようにすると、無施錠による侵入もある程度防げます。
まとめ
三角割りは今では空き巣の常套手段です。
確率高く安全に速やかに侵入できるので、空き巣としては優先的にこの方法を使います。
三角割りを許さないためには、強化ガラスに付け替えるなどの対策が必要です。
また無施錠を決してせず、そのつど窓と玄関の鍵は閉めるようにしましょう。