合わせガラスは防犯性に優れている?防犯・ペアガラスとの違いとは?
「うちの窓ガラス、大丈夫かな?」
そんな不安を抱えていませんか?
防犯合わせガラスは、空き巣などの侵入被害を防ぐ効果の高いガラスです。
そこで本記事では、防犯合わせガラスについて詳しく紹介します。
合わせガラスとは?
合わせガラスは、2枚のガラス板の間に特殊な合成樹脂フィルムを挟んで加圧結合したものです。
ペアガラスとの違い
ガラスが2重になっていることから、2枚のガラスの間に空気層を持たせたペアガラス(複層ガラス)と間違われる場合がありますが、それぞれ独自の特性と効果があります。
合わせガラスは、2枚のガラスを重ねるため厚みがあり、単独のガラスよりも耐久性や安全性が高いのが特徴です。
主に建築物の窓やドア、車両の窓などに利用されることが多いです。
一方で、ペアガラスは主に断熱性を向上させるために使用されます。
外部からの気温の影響を軽減し、エネルギー効率を向上させることができるため、主に住宅や商業ビルの窓に採用されることが多いのが特徴です。
合わせガラスの防犯性は?
合わせガラスの防犯性は、一般的な窓に比べて高いとされています。
これは、合わせガラスが単体のガラスよりも耐久性が高く、破壊されにくい特性を持っているためです。
以下に、合わせガラスの防犯性に関するいくつかのポイントをまとめました。
1.強度が高く割れにくい
合わせガラスは複数のガラスが結合されているため、単体のガラスよりも強度が高いといえます。
そのため、合わせガラスを突き破ることは難しく、結果として家や建物の防犯性が向上するでしょう。
2.破片の飛散を防止
通常、ガラスが割れると大きな破片が飛び散り、けがをする可能性があります。
しかし、合わせガラスはフィルムや樹脂で固定されているため、万が一割れても破片の飛散を最小限に抑えることが可能です。
3.セキュリティフィルムでさらに防犯性アップ
合わせガラスは、セキュリティフィルムを貼ることでさらに防犯性を高めることができます。
このフィルムはガラスに簡単に貼り付けることができ、割られても破片が飛散しにくいのが特徴です。
また、フィルムが貼ってあることで防犯意識の高さを表すことができ、侵入者を警戒させる効果もあります。
防犯性以外の合わせガラスの効果
合わせガラスは防犯性だけでなく、さまざまな効果をもたらします。
以下に、防犯性以外の合わせガラスの主な効果について説明しました。
合わせガラスを導入する際の、検討材料としてご活用ください。
防音性
合わせガラスは複数のガラスが組み合わされているため、外部からの音を遮断する効果があります。
特に、都市部や交通量の多い場所において、外部騒音から室内を守るために有効です。
断熱性
合わせガラスの間に空気や断熱材が入っているため、外部からの気温の影響を軽減し、室内の温度を一定に保ちます。
冬場は外部からの冷気を遮断し、夏場は室内の冷気が外に逃げにくくなるため、エネルギー効率が向上。
年間を通じて、電気代を抑えることが可能です。
UVカット効果
合わせガラスには、特殊なフィルムやコーティングが施されている場合があり、これにより紫外線を遮断する効果があります。
室内に入る紫外線を減少させることで、家具や床などの色あせや劣化を防ぐなど、室内の環境の保護が可能です。
また、寝室に設置することで、美容にも一役買うでしょう。
安全性の向上
合わせガラスは耐久性が高く、破片の飛散を抑える性質を持っています。
地震や突風などの災害時にも、普通のガラスに比べたら格段に安心です。
美観性
合わせガラスは複数のガラスが一体化しているため、そのデザイン性の高さも魅力のひとつと言えます。
例えば、透明なフィルムだけでなく乳白色など通常のガラスでは出しにくい色合いも中間膜に使うことで表現が可能になるでしょう。
また、様々な色や柄のフィルムを使用することも可能です。
防犯性を高めながら、インテリアをより楽しむことができます。
合わせガラスは防犯性が高い窓ガラス!
合わせガラスは一般的な窓ガラスに比べて防犯性の高い窓ガラスです。
また、防犯以外でも防音や断熱性など、さまざまな効果が得られるので、採用したい窓ガラスの一つと言えるでしょう。