紫外線は窓ガラスを貫通するってホント?侵入するリスクや効果的な予防策も!
「夏の日差しは気持ちいい!」
でも、その紫外線、実は窓ガラスを通過して室内に侵入し、肌や家具にダメージを与えているんです!
「えっ、窓ガラスで紫外線カットできないの?」
実は、一般的な窓ガラスは紫外線カット効果がほとんどありません。
そこで本記事では、窓ガラスと紫外線の関係性について紹介します。
紫外線は窓ガラスがあってもどれくらい侵入する?
紫外線は太陽光に含まれており、日光が直接当たらない室内にいても、紫外線の影響を受ける可能性があります。
そのため、屋内にいる間でも紫外線対策が必要です。
紫外線の約70%から80%が室内に侵入
窓ガラスを通過する紫外線の量は、ガラスの種類や状況によりますが、一般的には外部の紫外線の約70%から80%が室内に侵入すると言われています。
太陽光には目に見える可視光線の他に、赤外線や紫外線が含まれています。
特に紫外線は波長によってUV-A、UV-B、UV-Cに分類され地上に到達するほとんどはUV-Aです。
オゾン層によって一部は遮られますが、UV-Bも地表に到達します。
ただし、UV-Cは遮られます。
紫外線は窓ガラスから入る
部屋の中へは窓ガラスを通しても紫外線が侵入します。
一般的な窓に使われている一枚ガラスでは、約70%の紫外線が透過するのです。
これにより、家具やカーテンの色あせや床の日焼けが起こる可能性があります。
紫外線は人体にも影響を与えるため、部屋の中でも対策が必要です。
紫外線が室内に侵入するリスクとは
紫外線が室内に侵入すると5つのリスクがあります。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
肌の老化
紫外線は肌の老化を促進します。
特にUV-Aは波長が長く肌の奥までダメージを与え、シミやしわ・たるみなどを引き起こすので、ご注意ください。
バリア機能の低下
紫外線は肌のバリア機能を低下させ、肌の乾燥や肌荒れ、ニキビなどさまざまなトラブルを引き起こします。
バリア機能とは、肌の表面にある角質層は、水分蒸発を防ぎ外部刺激から肌を守ることです。
DNAの損傷
紫外線によってDNAが損傷すると、肌のコラーゲンやメラニンを生成する力が衰えたり、ターンオーバーが遅くなったりします。
これは肌トラブルを招く他、生活習慣病や免疫力の低下にも繋がるため注意が必要です。
家具の色褪せや劣化
室内にある家具や床も紫外線の影響を受けやすいです。
特に無垢の家具は紫外線のダメージを受けやすく、ささくれやひび割れなどを引き起こします。
家具の寿命の短縮紫外線は家具の寿命も縮めます。
劣化のスピードが早くなると、頻繁に家具を新調しなければならないためコストがかさんでくるでしょう。
窓ガラスにできる紫外線対策とは
紫外線は日焼けやシミ・ソバカスなどの肌トラブルだけでなく家具や床の劣化、カーテンやブラインドの褪色など、様々な悪影響を及ぼします。
そこで、ここでは窓ガラスにできる紫外線対策の中で効果が高い4つの方法をご紹介します。
窓ガラスフィルムを貼る
透明なフィルムを窓ガラスに貼ることで、紫外線対策が可能です。
透明なフィルムを使えば、明るさや外観を変えずに紫外線対策ができます。
様々なフィルムがあり、自分のニーズや目的に応じて色付きのものなど、適したタイプを選択できます。
窓ガラスシートを貼る
窓ガラス用シートを貼る方法も有効です。
UVカットだけでなく、すりガラス風やデザイン入りのフィルムもあり、プライバシー保護に役立つものもあります。
外からの視線を遮ぎり、室内の雰囲気を変えたい場合にも適しています。
ただし、自分で貼る場合は気泡やシワができる可能性があるため、専門業者に依頼した方が良いでしょう。
UVカットができるカーテンを取り付ける
UVカット性能のあるカーテンを取り付けることで室内に入る紫外線を低減することができます。
これにより、家具や床などの日焼けや色あせを防ぎ、肌への紫外線の影響を減らすことができるでしょう。
UVカットカーテンは、太陽光を遮断するだけでなく、室内の温度調節やプライバシーの確保にも役立ちます。
UVカットガラスの設置
紫外線カット効果を持つ「UVカットガラス」の設置がおすすめです。
選ぶガラスによっては、室内の明るさを維持しつつ紫外線をカットすることもできます。
紫外線は窓ガラスを貫通する!
紫外線は窓ガラスを貫通する程度のパワーを持っています。
しかし、従来の窓ガラスにガラスシートやUVカットのカーテンなどを取り付けることで、紫外線をカットすることが可能です。