窓ガラスの熱割れは保険適用内?交換にかかる費用負担もご紹介!
「暑い夏の日、窓ガラスがバキッ!…こんな経験はありませんか?」
実は、窓ガラスは夏の暑さで割れることがあります。
これが「熱割れ」です。
熱割れは、火災保険で補償されるケースがあります。
しかし、多くの場合、火災保険の補償内容をしっかり理解していないため、修理費用が支払われないケースも少なくありません。
本記事では、窓ガラスの熱割れについて詳しく解説します。
今すぐ、火災保険で窓ガラスの熱割れに備えましょう!
窓ガラスの熱割れは保険適用内?
窓ガラスの熱割れは、直射日光などによる温度差によって引き起こされます。
保険適用の観点から考えると、火災保険により保険を適用できるケースが多いです。
熱割れは熱によってガラスが割れる自然現象であり、予想できない突発的な事故として扱われます。
ただし、ガラスの修理代金が保険の免責金額よりも安い場合は、保険金が支払われません。
以下は、熱割れと思われるガラスが1枚あり、交換工事の保険申請を行った場合の例です。
免責金額:10,000円
工事見積金額:50,000円
認定金額:50,000円
保険金支払金額:40,000円
免責金額とは、保険金の支払い対象となる事故が起きた際に、加入者が自己負担しなければならない金額のことです。
上記のケースの場合、仮に工事費用が10,000円以下の場合は支払いされません。
誰でもできる!火災保険の申請手順
窓ガラスの修理費用を火災保険で補償してもらうには、保険会社に申請する必要があります。
どのような流れで申請するのか、一般的な手順を確認しておきましょう。
STEP1:保険会社に相談する
窓ガラスの熱割れを見つけたら、まずは加入している保険会社に相談しましょう。
一般的には保険会社の公式サイトや電話によって問い合わせできます。
また、問い合わせの際には保険証券番号が必要です。
契約書類や公式サイトのマイページなどで確認しておきましょう。
わからない場合は、保険を契約した代理店に問い合わせることもできます。
STEP2:修理業者に工事見積もりを依頼
ガラスの修理業者には、修理費用の見積りと必要書類の作成を依頼します。
依頼時にはガラスの被害状況と火災保険の申請を伝えましょう。
修理業者は依頼を受けると、被害状況を確認し、修理費用の見積りを行うために訪問します。
訪問日程を修理業者と調整しましょう。
STEP3:必要書類をそろえて提出
火災保険を申請するためには、一般的に以下の書類を自分で準備しておく必要があります。
【書類の種類】
保険金請求に関する書類
被保険者に関する書類
被害原因に関する書類
【提出書類として認められるもの】
保険金請求書
建物登記謄本、売買契約書の写し、登記事項等証明書
原因調査報告書、請負契約書の写し
保険金請求書は、保険会社の公式サイトからダウンロードできる場合が多くなっています。
ダウンロードできない場合は、保険会社に問い合わせしましょう。
指定された書類をそろえたら、保険会社宛に提出します。
書類が受理されると、保険会社によって審査が始まります。
保険法によると、保険金の支払期限は請求完了日を含め30日以内です。
窓ガラスの交換・張替え費用はどれくらい?
窓ガラスの修理費用は、一般的なガラスであれば1枚あたり10,000〜20,000円程度です。
網入りガラスの場合はやや高くなり15,000〜20,000円程度とされています。
修理費用は以下の要因により変化するため、確認しておきましょう。
ガラスの大きさや種類
ガラスの修理費用は、ガラスの大きさや種類により変化します。
一般的に修理するガラスが大きいほど費用が高くなる傾向です。
また、網入りガラスや複層ガラスなど、特殊な加工が施されている場合も修理代が高くなる傾向があります。
修理を依頼する際には、ガラスの大きさや種類を考慮して見積もりを確認することが大切です。
修理する環境
ガラス修理の費用は、ガラスの大きさや厚さ、特殊な加工が施されているかなどにより変動します。
また、ガラスを修理する環境も費用に影響することもあるため、マンションの高層階など運搬しにくい場所は高くなるかもしれません。
修理業者が訪問してきたときに、正確な費用をしっかりと確認しておきましょう。
ガラスの修理費用は、作業する環境によっても変化します。
足場を組む必要があったり、ガラスだけでなくサッシの修理が必要だったりする場合など、特殊な作業が必要になると費用が高くなります。
さらに、深夜や早朝など作業する時間帯によっては割増料金が適用されることもあるため、見積もりの際に確認しておくと安心です。
窓ガラスの熱割れは保険が適用されることも!
窓ガラスに生じる熱割れは、保険で修理できるケースがあります。
保険の申請は誰でもできるので、実際に熱割れが発生した際は保険の申請をおこないましょう。