家の中に潜む紫外線！すりガラスで本当に大丈夫？
「すりガラスって、実は紫外線を完全にカットできないの！？」
そうなんです。
紫外線は、肌の老化やシミ・そばかすの原因となるだけでなく、家具や建材の日焼けや色あせ、さらには目の疲労や目の病気の原因にもなります。
「えっ！？室内でも紫外線対策が必要なの？！」
はい、室内でも油断は禁物です。
窓ガラスを通過して室内に侵入する紫外線は、意外と多いんです。
特に、すりガラスは一般的な透明ガラスよりも紫外線を通しやすい性質を持っています。
「じゃあ、どうすればいいの？！」
ご安心ください。
本記事では、すりガラスと紫外線の関係に焦点を当て、室内をより安全な場所にするための対策法を探ります。
・紫外線が室内に入るとどのようなリスクがあるのか？
・すりガラスは本当に紫外線をガードできないのか？
・すりガラスから差し込む紫外線の具体的な対策方法
大切な家具や家族を守るために、今すぐ読み進めて、紫外線対策をしっかり行いましょう！
紫外線が室内に入るとどのようなリスクがあるのか？
紫外線は、様々な被害をもたらします。
対策をするためには、まずは日常に潜む室内の紫外線リスクを把握することが重要です。
肌の老化とシワの増加
紫外線によるお肌へのダメージは、室内にいても起こりえます。
具体的には、以下のような肌トラブルを引き起こします。
・メラニン生成を促し、シミやそばかすの原因に
・コラーゲンやエラスチンを減少させ、シワやたるみの原因に
・肌の水分が奪われる
・肌のターンオーバーを乱す
また、お肌を長時間紫外線にさらすことで、肌のコラーゲンや弾力性の減少を促進させてしまうかもしれません。
シワやたるみの原因となるため、日中は家の中でも日焼け止めを塗るようにしましょう。
家具や建材の日焼けや色あせ
室内の家具やカーペット、カーテンなどが紫外線にさらされると、色あせや劣化が進む可能性があります。
紫外線は木材や布、プラスチックなどの素材に含まれる分子を破壊し、色素を分解する力を持っているからです。
以下は、日焼け・色あせしやすい家具や建材の一例です。
・無垢材の家具
・布製の家具
・カーテン
・壁紙
・フローリング
・畳
上記のように、窓ガラスから紫外線が入ると、本来の美しさが損なわれるだけでなく家具や内装材料の寿命が縮まります。
眼の疲労や損傷
紫外線は目にも影響を与えます。
紫外線が引き起こす目や体への悪影響は、以下の通りです。
・目の疲れ
・目の痛み
・目の充血
・かすみ目
・頭痛
・吐き気
目が紫外線にさらされると網膜に損傷を引き起こす可能性もあるので、窓ガラスの紫外線対策が重要となります。
すりガラスは紫外線をガードできる？
過度に紫外線を浴びることは、健康に重大な影響を及ぼします。
すりガラスは紫外線を通すかどうか、下記にまとめました。
すりガラスとは？
すりガラスは、表面を研磨したり、酸で処理したりして透明性をなくしたガラスです。
光を拡散させて柔らかな光を取り込む効果があり、目隠しにも役立ちます。
すりガラスには、様々な種類があります。
・透明すりガラス
・型板ガラス
・サンドブラスト加工
・酸処理ガラス
また、すりガラスはさまざま用途として採用され、幅広いニーズも獲得しています。
すりガラスは紫外線を通すのか
すりガラスは、紫外線を完全にカットすることはできません。
一般的な透明ガラスよりも紫外線を通しにくい性質を持っていますが、それでも紫外線量の約50%〜70%は室内に侵入してしまいます。
また、すりガラスの種類によって、紫外線透過率は異なります。
そのため、室内にいる時は日焼け止めを塗ったり、紫外線対策を別でおこなうことが重要です。
すりガラスから差し込む紫外線の対策とは
したがって、特に紫外線対策が必要な場合は、追加で対策をする必要があります。
以下にて、簡単に取り入れることができ、かつ効果的な対策法をいくつか紹介します。
UVカットフィルムの利用
UVカットフィルムは、ガラスに貼り付けることで紫外線を効果的に遮断する素材です。
透明なフィルムを使うことで視覚的な透明性を損なわずに、室内に侵入する紫外線を抑制することができます。
UVカットフィルムには、様々な種類があります。
例えば、糊付きタイプや静電気タイプ、水貼りタイプなどの貼り付け方が異なるものが用意されており、すりガラスの場合であれば「糊付きタイプ」「静電気タイプ」がおすすめ。
水貼りタイプのUVカットフィルムだと水滴が残りやすく、跡が残ってしまう可能性があります。
また、UVカットフィルムを貼り付ける際には、以下の手順に沿って行いましょう。
1.窓ガラスを清潔に拭き、油分や汚れを落とす
2.窓ガラスのサイズに合わせて、UVカットフィルムをカットする
3.フィルムの裏紙を剥がし、窓ガラスに貼り付ける
4.気泡が入らないように、ヘラでしっかりと押さえる
上記の手順に沿って、気泡が入らないように貼り付けましょう。
遮光カーテンの取り入れ
室内に遮光カーテンを取り入れることで、物理的に紫外線をカットすることが可能です。
遮光カーテンにはさまざまな種類があり、以下がその例と効果についてです。
遮光1級：最も遮光効果が高いカーテン。寝室や、映像機器を使用する部屋などに最適
遮光2級：リビングや、子供部屋などに最適
遮光3級：光を程よく遮りプライバシー保護に役立つ
しかし、カーテンを閉めることで紫外線だけでなく明るさも遮断してしまうため、照明と合わせて調整するようにしましょう。
紫外線を吸収・反射する素材の使用
室内の家具やカーテン、カーペットなどは、紫外線を吸収または反射する素材を選びましょう。
これにより、紫外線の影響を軽減し、内装材料の劣化を防ぎます。
先ほど紹介したUVカットフィルム以外にも、紫外線を吸収・反射する素材には以下のようなものがあります。
・UVカットコーティング：ガラスにコーティングすることで、紫外線をカットすることができる。施工業者に依頼が必要
・UVカット塗料：壁や天井に塗ることで、紫外線をカットすることが可能
・UVカットカーテン：遮光カーテンの生地に、紫外線カット機能を付与したカーテン
上記は紫外線を吸収してくれる効果が期待できるので、自宅の家財に合わせて取り入れてみてください。
すりガラスは紫外線を通す可能性が高い！
すりガラスだけでは、紫外線をカットすることはできませんが、追加の対策により紫外線による被害を抑えることが可能です。
紫外線は、健康や美容の被害だけでなく家具や建材にも影響を与えます。
UVカットフィルムや遮光カーテン、紫外線を考慮した素材の使用など、手軽に取り入れられるものが多いので対策するようにしましょう。
