【ハンドブック】浴室ドアガラス交換の流れを徹底解説!費用相場や注意点も紹介
「浴室のドアガラスにひびが入ってしまった」「お風呂場のガラスが汚いから交換したい」
窓ガラスとは違い浴室のガラスを交換した経験がある方は少ないと思います。
そこで今回は、浴室のドアガラス交換の費用や流れ、注意点などをまとめて紹介します。
本記事のポイントは以下の3つ。
・浴室ドアガラス交換の必要性
・浴室ドアに適しているガラスの種類
・浴室ドアガラスの交換時にかかる費用相場
できるだけ分かりやすくお伝えしますので、最後までご覧いただき参考にしてください。
浴室ドアガラス交換の必要性とは
なぜ浴室のドアガラスを交換する必要があるのか、どんな時に交換すべきかをお伝えします。
浴室のドアガラスが完全に割れている場合
お風呂場のドアガラスが完全に割れている状態で使用し続けると、怪我をする危険があるので気をつけましょう。
また、ガラスの代わりにダンボールを使用するとカビが発生する可能性がありますし、お風呂場の暖気を逃す一因となります。
浴室のドアガラスにヒビが入っている場合
ドアガラスに亀裂が生じている状態でしたら、扉を閉めた衝撃でガラスが割れてしまうことがあります。
亀裂を発見した時点で養生テープを貼り、早めに交換してください。
経年劣化
浴室のドアガラスの周りに取り付けられているパッキンの耐用年数の平均は10年前後。
それを越えて使用しているとドア枠とガラスの間に隙間ができてしまい、突然外れることがあります。
ガラスのガタつきを確認したときは、パッキンも含めてガラス交換を検討してください。
浴室ドアに適しているガラスの種類
浴室のドアガラスに適しているのは、曇りガラスです。
曇りガラスにもいくつか種類がありますから、特徴などを個別に紹介します。
すりガラス
すりガラスとは、一般的な透明ガラスの片面をサンドブラスト加工することで、半透明にしたガラスのことです。
昔はお風呂場で使用されていましたが、お手入れに手間がかかることや割れた際に危険なこともあって現在ではあまり使用されていません。
厚さは、2㎜、3㎜、5㎜の3種類です。
フロストガラス
すりガラスと同じようにサンドブラスト加工した後、フッ酸処理を施しているのが、フロストガラスです。
すりガラスと比べて汚れが落ちやすいのが特徴。
厚さは、5㎜、6㎜、8㎜、10㎜、12㎜、15㎜、19㎜の7種類です。
型板ガラス
溶かしたガラスの表面にロール模様を転写することで作られている型板ガラス。
特徴は、水に濡れても透けにくく、お手入れも簡単です。
現在では、樹脂製の型板ガラスも発売されており、浴室のドアガラスで最も用いられている種類となっています。
厚さは、2㎜、4㎜、6㎜の3種類です。
浴室ドアガラス交換の流れ
浴室のドアガラスを、自分で交換する場合と専門業者に依頼する場合の流れについてお伝えします。
自分で浴室のドアガラスを交換する流れ
1.枠からドアをはずす
2.ドアを斜めに立てかけ、枠の片方だけをはずす
3.ガラス周りのパッキンをはずす
4.新しいガラスの周りにパッキンを取り付ける
5.枠を元通りに取り付ける
6.扉をドア枠に取り付ける
必要になる道具は以下の通りです。
・電動ドライバー
・ガラス用シリコン
・コーキングガン
・マスキングテープ
自分でガラスをカットする場合は、ガラス吸盤やガラスカッター、ガラス定規も必要となります。
浴室のドアガラス交換を業者に依頼する流れ
1.ガラスの専門業者に連絡
2.2~3社から見積りをとる
3.費用や評判、見積りの際の態度などを参考に業者と契約
4.業者による作業開始
5.施工不良がないかチェックすれば完了
賃貸物件の場合は、まず管理会社や大家さんに確認してから交換してください。
無断で浴室のガラス交換を行うと、退去時に原状回復費用を請求されることがあります。
浴室ドアガラスの交換時にかかる費用相場
前項と同様に、浴室のドアガラスを自分で交換したときの費用と、業者に依頼した場合の費用の相場についてお伝えします。
特に業者の費用相場は大切ですので、ぜひ参考にしてください。
浴室のドアガラスを自分で交換する場合の費用
ガラス交換に必要な道具を一から揃えると仮定した場合、費用の相場は、15,000円~30,000円です。
取り付けるガラスの種類や厚み、大きさによっては、上記の費用より高くなることがあります。
浴室のドアガラス交換を業者に依頼した場合の費用
業者によりさまざまですが、お風呂場のドアガラス交換を業者にお願いした場合は、28,000円~56,000円が相場となります。
【一例】
厚さ2mm、大きさ0.3㎡、アクリル樹脂パネルの場合:36,000円
厚さ3mm、大きさ0.4㎡、アクリル樹脂パネルの場合:48,000円
浴室ドアガラス交換時の注意点
浴室のドアガラスを交換する際には、業者選びも含めていくつか注意すべき点がありますので、個別に紹介します。
作業の服装に注意する
自分でガラスを交換する時に怪我をしてはいけませんから服装には注意しましょう。
長袖長ズボン、ゴーグル、耐切創手袋の着用をおすすめします。
ガラスのサイズに注意
新しいガラスを購入する際にホームセンターなどに行くとは思いますが、ガラスのサイズと厚みには十分注意してください。
新しく購入したガラスのサイズが小さかったり厚みがサッシとあわない場合、交換することができなくなります。
できるだけ現物を測ってから購入しましょう。
激安料金に注意
インターネットで「浴室 ガラス交換」などと検索すると、さまざまな業者が表示されます。
そのなかには、5,000円~などと格安を謳っている業者も。
先ほど紹介した費用の相場より安い場合、見積り時や施工途中に追加費用が発生することがあります。
工事が完了してみれば、結果的に他の業者のほうが安かったというケースもありますから、できるだけそのような業者は避けることが賢明です。
浴室ドアガラスのよくある質問
ここでは、浴室のドアガラス交換に関して、よくあるQ&Aを紹介します。
Q.樹脂パネルとガラスのどちらがいいですか?
一般的には、樹脂パネルのほうが安価ですし、割れても比較的安全ですからおすすめです。
しかし、浴室のドアガラスを透明にしたい方には、強化ガラスをおすすめします。
Q.ドアも交換する必要がありますか?
ドアとガラスを別々に交換するよりは、全体を一度に交換したほうがお得です。
ガラスだけでなくドア自体にも不具合がある場合は、同時に交換しましょう。
浴室のドアを交換する費用は、ガラス代金含めて10万円~17万円が相場です。
Q.一番上の業者に依頼したほうがいいですか?
インターネットで検索して、一番上や二番目に表示されている業者が優良業者とは限りません。
広告費を支払って上位に表示されているかも知れませんから、必ず2~3社から見積りを取り、比較検討したうえで依頼する業者を決めましょう。
【まとめ】浴室ドアガラスは状況に合わせて交換しよう!
浴室のドアガラスは非常に重要ですので、少しでも傷が入った場合は早めに交換してください。
自分で交換することも可能ですが、浴室は家族全員が使用する場所ですから、安全などを考慮してガラスの専門業者に依頼することをおすすめします。