耐熱ガラスと強化ガラスの違いを徹底解説!用途別に最適なガラスを選ぼう
耐熱ガラスとは文字通り熱に強いガラスですが、強化ガラスとの違いがわからないという方も多いのではないでしょうか?
ガラスにも色々種類があり、用途により選び方が変わります。
それぞれの特徴と強みについて詳しく知っておくことでご家庭に使うガラスを適切に選ぶことができるかもしれません。
そこで今回は耐熱ガラスと強化ガラスの違いと特徴について徹底解説します。
耐熱と強化ガラスの違いとは?
耐熱ガラスと強化ガラスはどちらも特殊なガラスであり、それぞれ異なる特徴を持っています。
耐熱ガラスとは
耐熱ガラスは、文字通り高温に耐えることができるガラスです。
一般的には500度以上の高温に耐えることができると言われており、耐火性に優れているという特徴です。
耐熱ガラスは、オーブンや電子レンジなどの高温加熱機器や火を使う料理をする機械によく使用されています。
また、ガラスに金属製の線が入った網入りガラスにも耐火性があるため、火を扱う飲食店などに適しています。
強化ガラスとは
強化ガラスは、耐衝撃性に優れたガラスです。
通常のガラスよりも強度が高く、割れにくい特徴を持っています。
強化ガラスは建築用途や車の窓ガラス、スマートフォンの画面など、衝撃や圧力がかかる環境で使用されることが多いです。
耐熱・強化ガラスはどれくらいで割れる?
耐熱ガラスと強化ガラスは通常のガラスよりも耐久性は高いですが、それぞれ限界もあります。
耐熱ガラスの割れる温度は?
耐熱ガラスは500度や800度などの高温に耐えることができると言われております。
しかし、意外にも温度差に弱いという特徴があり、具体的には160度の急激な温度変化と部分的に80度の温度差があると割れてしまいます。
なので500度や800度まで耐えるという謳い文句があるガラスでも使用時には注意が必要です。
強化ガラスの限界は?
強化ガラスの特徴は非常に強度が高く、一般的なガラスよりとても割れにくいことです。
ですが完全に割れないわけではなく、強力な衝撃や圧力がかかると、割れることがあります。
具体的には点の衝撃と横からの衝撃に弱いと言われているため、強化ガラスを利用したスマートフォンでも横から落ちたり、落とした時に石などで一点集中で力がかかると割れやすいという特徴を持っています。
そのため、強化ガラスでも注意して使用する必要があるでしょう。
また、通常のガラスとは違い割れた際に面が尖らず怪我をしにくいという特徴もあるため、安全性が高いとも言われています。
各ガラスに適した設置場所とは?
ここからは、各ガラスに適した設置場所について紹介します。
耐熱ガラスに適した設置場所
耐熱ガラスに適した設置場所は、文字通り火を扱う場所です。
耐熱ガラスは高温環境で使用することができるので、キッチンやオーブンなどの調理場に適しています。
また、耐火性があるため、火災対策としても重宝されます。
強化ガラスに適した設置場所
強化ガラスの使用する場所は衝撃や圧力がかかる環境に適しています。
そのため、建物の外側や車の窓など安全性が求められる場所に使用されることが一般的です。
また、スマートフォンなど日頃から落としたり衝撃がかかる可能性がある製品にも使用されることが多いです。
耐熱・強化ガラスまとめ
耐熱ガラスと強化ガラスはそれぞれ独自の特徴を持っています。
耐熱ガラスは高温に耐えることができるため、キッチンやオーブンなどの高温環境に適しています。
一方、強化ガラスは耐衝撃性に優れており、スマートフォンや自動車の窓など強度が求められる場所で使用されます。
ガラスを選ぶ際には、用途や設置場所に合わせて適切なガラスを選ぶことが重要です。
それぞれの特徴についてよく調べ、安全性や耐久性を考え適切なガラスを使用しましょう。