窓ガラスの結露対策には内窓がベスト?結露が発生する理由や内窓のメリットまで!
「窓ガラスの結露対策で内窓が良いって聞いたけど、本当かな?」
このような疑問を抱えている方は多いはず。
内窓は窓ガラスの内側につける窓ガラスで、断熱や防音などの効果が期待できます。
しかし、実際にはどのような効果を持っているのかを把握している方は少ないはず。
そこで、今回は窓ガラスの結露対策として内窓を採用することについて紹介します。
本記事で押さえておきたいポイントは、以下の通りです。
・窓ガラスに結露が発生する理由
・窓ガラスに内窓を設置するメリット
・結露を放置することでのリスク
上記のポイントに沿って紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
窓ガラスに結露が現れる理由とは?
窓ガラスに結露が現れる理由はさまざまです。
結露が発生する原因を突き止めることで、効果的な対策ができるでしょう。
そこで、ここからは窓ガラスに結露が現れる理由について紹介します。
温度差
内窓と外気に温度差が生じると、内窓にも結露が発生しやすくなります。
季節の変わり目や寒い地域などでは特に起こりやすく、北海道のような地域だと対策しても結露が発生することもあります。
ガラスの種類が原因
内窓に結露が発生する原因として、ガラスの種類が原因になっていることもあります。
内窓に使われる窓ガラスは一般的なガラス・複層ガラス・Low-E複層ガラスです。
複層ガラスだと厚さがありますが、一般的なガラスだと薄いので結露が発生することがあります。
ガラスとの隙間が生じる
窓ガラスとの隙間が生じると、完全な密閉がされていないため結露が起こります。
窓ガラスの隙間は施工不良から発生しているので、早めにガラス業者へ依頼することがおすすめです。
サッシの種類
窓ガラスには外枠につけられているサッシというものが存在しています。
アルミサッシ・アルミ樹脂複合サッシ・樹脂サッシなどあり、アルミサッシを使用していると結露が発生しやすくなることも。
また、アルミ樹脂複合サッシはアルミサッシに比べて結露が発生しにくいですが、温度差が大きい地域だと結露が発生する可能性があります。
窓ガラスに内窓をつけるメリットとは?
窓ガラスに内窓をつけることで、多くのメリットがあります。
そこで、ここからは窓ガラスに内窓をつけるメリットについて紹介します。
断熱性の向上
冬季には内窓が外部からの寒さを遮り、室内の温度を保つのに役立ちます。
そのため、暖房や電気ストーブを過剰に使用する必要はありません。
また、夏季には内窓が外部からの熱をブロックし、室内を快適に保つことも可能です。
結露の軽減
冷たい窓ガラス表面と室内の温かい空気の間に内窓があると、結露の発生リスクが低下します。
また、結露が軽減されることで、カビや腐食のリスクも減少します。
しかし、先ほども触れましたが、温度差が大きい寒い地域だと結露の対策ができないケースもあるので、他にも対策することが必要です。
コストパフォーマンスが高い
内窓を設置することで、結露対策をはじめ断熱や防音対策が可能です。
その上、DIYで設置することもできるので、コストを抑えて設置することができるでしょう。
内窓自体は数万円かかることがありますが、長期的な目線で見るとコストパフォーマンスは高くなります。
要注意!窓ガラスに現れる結露をそのままにしておくと…?
窓ガラスに現れる結露は、そのままにしておくとさまざまな問題を引き起こす可能性があります。
そこで、ここからは窓ガラスの結露を放置するリスクについて紹介します。
カビと腐食
結露による水滴が窓枠や周囲の壁に浸透すると、湿度が上昇しカビや腐食の原因となります。
これは室内の健康を害し、建材の劣化を引き起こします。
また、カビが発生すると、人体に悪い影響を与えるかもしれません。
カビが発生することは胞子が常に室内を舞っているのと同じなので、カビの胞子を吸い込んでアレルギーを発症する恐れがあります。
窓枠の損傷
結露により窓枠が濡れたり腐食したりすると、窓枠の耐久性が低下し修理や交換が必要になります。
また木造の家の場合だと、木材が傷めば家の寿命を縮める恐れも。
窓枠が損傷してしまうと防音や断熱などの、窓としての役割が低下する可能性があります。
カーテンや家具の損傷
家具が結露に触れることで、カーテンや窓際の家具が湿気を吸収しシミや傷みの原因となります。
そのため、窓ガラスに結露が発生したら、早めに対処することが大切です。
結露が発生する内窓まとめ
窓ガラスの内窓を設置することで、結露が発生しにくくなります。
しかし、地域や温度によって結露の発生具合が異なるので、その環境に合った対策をおこなう必要があります。
また、結露を放置してしまうとさまざまなリスクが発生するので、早めに対処することが重要です。