MacのSSD交換費用と手順
MacのSSD交換は、パフォーマンスの向上やストレージ容量の増加を目的として行われます。この記事では、MacのSSD交換にかかる費用と自分で交換する手順、専門業者に依頼する場合の選択肢について説明します。
SSD交換の費用
自分で交換する場合の費用
自分で交換する場合の費用は、主に以下の項目にかかります。
- SSDの購入費用:
- 価格は容量やメーカーによって異なりますが、一般的な価格帯は以下の通りです。
- 256GB: 約8,000円~15,000円
- 512GB: 約15,000円~25,000円
- 1TB: 約25,000円~40,000円
- 2TB: 約50,000円~80,000円
- 価格は容量やメーカーによって異なりますが、一般的な価格帯は以下の通りです。
- 必要な道具:
- 精密ドライバーセット: 約1,000円~3,000円
- 静電気防止リストバンド(推奨): 約500円~1,500円
- データ移行用のソフトウェアやケーブル(必要に応じて):
- クローンソフトウェア: 無料~約5,000円
- 外付けケースやケーブル: 約1,500円~3,000円
合計すると、容量や必要な道具に応じて、約10,000円から80,000円程度の費用がかかります。
専門業者に依頼する場合の費用
専門業者に依頼する場合、交換作業の費用は以下の通りです。
-
Apple正規サービスプロバイダ:
- Apple Storeや正規サービスプロバイダでのSSD交換は、保証期間内であれば無料(AppleCare+加入時)ですが、保証期間外では高額になることがあります。
- 費用: 約20,000円~50,000円(SSDの容量やモデルによる)
-
サードパーティ修理業者:
- サードパーティ修理業者では、Appleよりも安価にSSD交換を行うことができます。
- 費用: 約15,000円~40,000円(SSDの容量やモデルによる)
自分でSSDを交換する手順7ステップ
必要な道具と部品
- 新しいSSD(Macに対応したもの)
- 精密ドライバーセット
- プラスチックの開口ツール
- 静電気防止リストバンド(推奨)
- データ移行用のソフトウェア(必要に応じて)
手順
1. データのバックアップ
まず、重要なデータを全てバックアップします。外付けハードドライブやクラウドサービスを利用して、データを安全な場所に保存してください。
2. 電源を切る
Macの電源を完全に切り、充電ケーブルや他の接続されたデバイスを全て取り外します。
3. 底面カバーを外す
精密ドライバーを使って、Macの底面カバーを固定しているネジを全て外します。プラスチックの開口ツールを使ってカバーを慎重に取り外します。
4. SSDの取り外し
SSDを固定しているネジを外し、慎重に取り外します。SSDが取り外せたら、新しいSSDを同じ場所に差し込み、ネジで固定します。
5. 底面カバーの取り付け
底面カバーを元の位置に戻し、精密ドライバーを使ってネジを全て締めます。
6. macOSの再インストール
新しいSSDを取り付けた後、Macを起動し、macOSを再インストールします。起動時に「Command + R」キーを押し続け、macOSユーティリティが表示されるまで待ちます。ディスクユーティリティを使用して新しいSSDをフォーマットし、macOSを再インストールします。
7. データの復元
バックアップからデータを復元します。タイムマシンや他のバックアップ方法を使用して、全てのデータを新しいSSDに戻します。
専門業者に依頼する場合
Apple正規サービスプロバイダ
Apple正規サービスプロバイダに依頼することで、信頼性の高い修理サービスを受けることができます。純正部品を使用し、保証が適用される場合もあります。
サードパーティ修理業者
信頼できるサードパーティの修理業者に依頼することで、比較的低コストでSSD交換を行うことができます。業者の評判や使用する部品の品質を事前に確認することが重要です。
まとめ
MacのSSD交換は、自分で行うことも専門業者に依頼することも可能です。自分で交換する場合は、必要な道具や手順をしっかりと理解し、注意深く作業を進めることが重要です。専門業者に依頼する場合は、費用や保証内容を確認し、信頼できる業者を選びましょう。どちらの方法を選ぶにしても、データのバックアップを忘れずに行い、安心して作業を進めてください。