マザーボードが故障…原因や起こり得る弊害・修理費用を徹底解説!
パソコンのマザーボードは、主要となる複数の電子部品を乗せたプリント基板のことです。
パソコンの様々なパーツを接続する土台となる非常に重要なパーツで、人間で例えるなら心臓に当たります。
本記事では、このマザーボードに関する事を以下3つのポイントに沿って徹底解説します。
・マザーボードが故障する原因とは
・マザーボードが故障すると発生する弊害とは
・マザーボードを修理に出すと、どのくらいの費用がかかるのか
本記事を読めば、マザーボードに関する知識が深まり、よりパソコンに関して詳しくなれるでしょう。
仕事や趣味の作業に、ぜひ活かしてください。
マザーボードが故障する原因とは
マザーボードは非常に繊細で、取り扱いを誤るとすぐに壊れてしまうので、大事に扱いましょう。
マザーボードが故障する原因を下記にまとめました。
落下や強打による衝撃
パソコンは精密機器なので、物理的に強い衝撃を与えると故障してしまいます。
取り扱いには細心の注意を払い、必要であれば専用カバーなどで守りましょう。
水没や高い湿気による電気回路のショート
内部に水分が侵入すると、電気回路の異常を引き起こしたり、錆びてしまうこともあります。
また湿気が多く、中と外の温度差で結露が生じた場合、その水分が原因でマザーボードの寿命を著しく縮めてしまうでしょう。
ホコリやゴミの付着
ホコリがパソコンの内部や吸気口にたまって熱が放出されないと、マザーボードはもちろんその他の部品を冷やせなくなります。
熱はパソコンの寿命に大きく関わってきますので、注意が必要です。
経年劣化
マザーボードにも寿命があり、長く使っていれば当然その分劣化していきます。
具体的な寿命は3年ほどと言われていますが、丁寧な使用を心がければ10年以上持つこともあるでしょう。
マザーボードが故障すると発生する弊害
もしマザーボードが故障してしまうと、パソコンが正常に動かなくなり、仕事や趣味の作業に悪影響を与えてしまいます。
故障した場合、どうなってしまうのかをまとめました。
電源が入らなくなる
マザーボードの不具合による最も多い症状は、電源まわりです。
スイッチを押しても起動しない時は、マザーボードの寿命を疑ってください。
例え、電源が入っても画面に何も映らない場合も同様です。
作業中に突然シャットダウンしてしまう
マザーボード内の電解コンデンサが故障すると、作業中に電源が突然落ちる場合があります。
ただし、突然のシャットダウンはマザーボードだけが原因ではなく、CPUの温度上昇、電源ユニットの故障、電力の供給不足なども考えられますので、合わせて確認してください。
焦げ臭いにおいがする
マザーボードの基板周辺にホコリやゴミがたまって水分が含まれると、電気回線がショートして焦げ臭いにおいが発生します。
この場合は、パソコンが非常に危険な状態なのですぐに作業を中止してください。
マザーボードを修理に出すとどれくらい費用がかかる?
それでは最後に、マザーボードが壊れてしまった場合にかかる費用の相場をお伝えします。
基本的には専門業者に依頼して、修理してもらうことになるでしょう。
マザーボード自体の費用相場
マザーボードそのものの部品代としては、4,000円以上です。
もちろん機種やスペックなどにより大幅に変わってきますので、一度専門店に問い合わせてみてください。
マザーボードの交換にかかる費用
業者に依頼した場合の費用感は、交換だけで6,000円ほどです。
マザーボードの故障は周辺部品への影響も考えられますので、その分の修理も必要であれば加算されます。
さらにバックアップやデータのリストアなども必要になってくれば、トータルで30,000円から50,000円ほどかかる場合もあるでしょう。
まとめ
今回は、マザーボードの故障の原因、故障したらどうなってしまうのか、修理費用の相場感を中心にご紹介しました。
マザーボードはパソコンの心臓部ですので、丁寧な扱いを心がけてください。