ディンプルキーって防犯性は高い?メリットや防犯性を高めるポイントも!
防犯対策の中で、ディンプルキーはその高い防犯性により注目を集めています。
ディンプルキーは、一般の鍵よりも複雑な構造のため、不正な複製や開錠を防ぐのに効果的です。
本記事のポイントは次のとおりです。
・ディンプルキーを導入するメリット
・ディンプルキー以外での防犯対策
・ディンプルキーの合鍵の作り方
ディンプルキーの導入による具体的なメリットや防犯性を高めるポイント、さらに他の防犯対策との組み合わせについて探っていきます。
ディンプルキーを導入することのメリット
それではまずディンプルキー導入の特長をご紹介します。
そのメリットをしっかりと確認し、導入を検討してみてください。
防犯性の高さ
ディンプルキーは鍵穴に複数のピンが配置されています。
鍵によって窪みの深さや位置も異なりますが、これらを正確に合わせないと鍵は開きません。
組み合わせは理論上で数千億通りも存在するため、ピッキング被害に遭いにくく、一般的な鍵(シリンダーキー)より防犯性が高いのです。
メーカーやモデルによって構造は異なりますが、配置が複雑で深い窪みがあるディンプルキーほどセキュリティが高まります。
またシリンダー本体も強化されている場合が多く、ドリルによる破壊解錠にも耐性があります。
侵入者は、時間がかかることを嫌いますので、ディンプルキーを導入すること自体が防犯対策につながるわけです。
長期間安心して使える
ディンプルキーは一般的なピンタンバータンブラーキーと比較して摩耗が少ないため、長期間安心して使用することができます。
これにより、鍵の交換頻度が従来の半分以下に抑えられ、コスト削減にもつながります。
さらに防犯性を高める!ディンプルキー以外での防犯対策
ディンプルキーの導入だけでなく、他の防犯対策との組み合わせが重要です。
常に人がいることを示す
常に人がいる家は、空き巣に狙われにくい傾向があります。
郵便物や新聞をポストに溜めない、洗濯物を長時間干しっぱなしにしない、外出時も外から見える部屋の明かりをつけるなど、家に常に人がいるアピールをしましょう。
防犯カメラで防犯意識をアピール
防犯カメラは、録画機能はもちろんのこと、空き巣に対して「ここの住人は防犯意識が高い」アピールにつながります。
空き巣は防犯意識の高いお宅は避けるけいこうにあるため、たとえダミーのカメラだとしてもないよりは、あったほうがいいのです。
物理的な防犯対策
例えば、頑丈なドアや窓、強化ガラスなどの物理的な障壁とディンプルキーの組み合わせ。
不正侵入者も、物理的に侵入しにくい場所は早々に諦めるでしょう。
ディンプルキーは合鍵の作成は可能?
ディンプルキーの複製は可能ですが、高い防犯性ゆえにいくつか注意が必要です。
また、ディンプルキーの合鍵作成については、こちらの記事もあわせてご覧ください。
未登録のディンプルキーの場合
伝統的なギザギザの鍵と同じように、地元の鍵屋さんや製造メーカーでの複製が可能です。
ただし、ディンプルキーを製作する機器が備わっていない店舗もあるため、事前に電話などで問い合わせておくことがおすすめです。
登録制のディンプルキーの場合
鍵とシリンダーを購入した際にID登録が必要な「登録制のディンプルキー」では、合鍵を製作するにはメーカーに発注する必要があります。
また、複製の際には「セキュリティ認証ID番号」や「鍵番号」の提出が必要となるため、基本的には持ち主以外が複製することは難しいです。
ディンプルキーの合鍵作成に関しては、店舗によって異なり、一般的な相場は2,000円から6,000円程度です。
即座に削れるディンプルキーの場合、費用が比較的低く、作成には約15〜30分ほどで完了します。
一方で、複雑な形状やその他の理由によりメーカーへの発注が必要なディンプルキーの場合は、費用が増加し、納期も通常3週間前後かかります。
まとめ
ディンプルキーは、防犯対策としてとても期待できる鍵です。
また、鍵以外にも自動で、定期的に電気がついたり消えたりする照明やセンサーライトなどの便利な防犯家電から、家の周りに砂利を敷くなど物理的な対策までできることはたくさんあります。
ディンプルキーと一緒に取り入れることをおすすめします。