ディンプルキーは複製できる?合鍵費用や作成時の注意点もご紹介
ディンプルキーはその高い防犯性で知られていますが、実際には複製して合鍵を作ることが可能です。
ただし、通常のギザギザの鍵とは異なり、ディンプルキーの複製にはいくつか留意すべき点があります。
本記事のポイントは次のとおりです。
・ディンプルキーは複製可能!
・ディンプルキーの合鍵を作成する際にかかる費用
・ディンプルキーの合鍵を作成する際の注意点
ディンプルキーは複製可能!
ディンプルキーの複製は可能ですが、登録の有無により、その難易度が変わります。
未登録のディンプルキーの場合
伝統的なギザギザの鍵と同じように、地元の鍵屋さんや製造メーカーでの複製が可能です。
ただし、ディンプルキーを製作する機器が備わっていない店舗もあるため、事前に電話などで問い合わせておくことがおすすめです。
登録制のディンプルキーの場合
鍵とシリンダーを購入した際にID登録が必要な「登録制のディンプルキー」では、合鍵を製作するにはメーカーに発注する必要があります。
また、複製の際には「セキュリティ認証ID番号」や「鍵番号」の提出が必要となるため、基本的には持ち主以外が複製することは難しいです。
ディンプルキーの合鍵を作成する際にかかる費用
ディンプルキーの合鍵作成に関しては、店舗によって異なり、一般的な相場は2,000円から6,000円程度です。
価格の差が生じる主な理由は、メーカーや商品によって素材や形状の複雑さが大きく異なるためです。
即座に削れるディンプルキーの場合、費用が比較的低く、作成には約15〜30分ほどで完了します。
一方で、複雑な形状やその他の理由によりメーカーへの発注が必要なディンプルキーの場合は、費用が増加し、納期も通常3週間前後かかります。
ディンプルキーの合鍵を作成する際の注意点
下記より、ディンプルキーの合鍵を作る際の注意点をまとめました。
合鍵から複製しない
鍵を複製する際、合鍵からの複製は避けるべきです。
この過程で、元の鍵とは若干異なる穴の位置などが生じ、合鍵からの合鍵作成が進むにつれてマスターキーからのずれが拡大します。
特にディンプルキーは、その高い防犯性から鍵の精度が非常に重要視されます。
微細なズレでさえも、鍵が回らなくなったり抜けなくなる可能性があり、これは決して珍しいことではありません。
トラブルを回避するためには、合鍵を作成する際には必ずマスターキーからの複製を心掛けましょう。
マスターキーと複製キーを見分ける方法
鍵の柄に刻印された英数字で判別が可能です。
柄の部分に「MIWA」「GOAL」「SHOWA」「ALPHA」などのメーカー名と4桁ほどの商品番号が刻印されていれば、それはマスターキーです。
対照的に、複製キーの場合は「GSS」「TLH」「FUKI」「GTS」などの文字列が刻印されています。
この見分け方を確認することで、正確にマスターキーと複製キーを識別することができます。
賃貸物件の場合は、管理会社に事前確認を
賃貸物件では、防犯上や住民同士のトラブルを避けるため、鍵の複製を作ることが禁止されている場合があります。
もし複製を行う予定がある場合は、事前に大家や管理会社に合鍵を作成しても良いかどうか必ず確認しましょう。
ディンプルキーの合鍵が作れるか確認を
ディンプルキーの合鍵作成についても、普及率は増えていますが、まだまだ対応していない業者が多いです。
機材の問題や技術力の不足などがその理由となっており、特に出張店舗や昔ながらの鍵屋さんなどでは対応していないことが一般的です。
持ち込む前に、電話やウェブサイトで確認を行い、対応可能な業者を見極めることが重要です。
まとめ
ディンプルキーはその高い防犯性から、鍵の複製も注意が必要ですが、上述のポイントに留意すれば合鍵を簡単に作成することができます。
賃貸物件の合鍵を作成する際は、トラブルを避けるためには管理会社に確認することが重要です。
また、合鍵を作成した後は必ずマスターキーを手元に保管し、問題なくスムーズに鍵が動作するかをチェックするよう心掛けてください。
これらの手順を守ることで、セキュリティ上のリスクやトラブルを最小限に抑えて合鍵を作れるでしょう。