給湯器はガスと電気どちらがいい?各給湯器の違いや特徴・交換の費用相場も!
給湯器は、大別してガス給湯器と電気給湯器があります。
どちらがよいか迷った時は、特徴や交換費用の違いから判断しましょう。
本記事では以下の3つを解説します。
・給湯器交換の目安になるトラブル
・ガス給湯器と電気給湯器の違い
・給湯器交換にかかる費用
給湯器交換の目安や、ガスと電気給湯器の違い、交換費用の目安などをご紹介します。
交換の目安かも?給湯器で発生するトラブル
「最近給湯器の調子がおかしい」…そんな時は、交換の時期が近付いているのかもしれません。
特に以下のようなトラブル・症状が出た時は、新しい給湯器へ交換したほうがよいでしょう。
不完全燃焼しやすくなった
給湯器の不完全燃焼が頻発する場合、速やかな交換をおすすめします。
内部の部品が劣化して正常に動かず、不完全燃焼のリスクが高まっていると考えられます。
不完全燃焼が起きた場合、一酸化炭素中毒が起きる可能性も否定できません。
命にも関わりますので、ガスの異臭が増えた時はすぐに交換しましょう。
誤作動・エラーが増えた
給湯器の誤作動やエラーが増えた時も交換を検討しましょう。
誤作動・エラーが起きる原因はさまざまですが、給湯器本体の劣化に伴って頻度が増加します。
内部の部品が故障している可能性もありますので、業者に相談してみましょう。
お湯がぬるい・出ない場合がある
たまにお湯がぬるかったり、出なかったりする時も給湯器の交換を検討しましょう。
イグナイター(点火装置)などの摩耗で点火不良が発生し、こうした症状が出ている可能性があります。
また、制御系が異常をきたし、お湯がぬるい・出ない症状を引き起こすことも珍しくありません。
いずれも給湯器の劣化が原因ですので、本体を新調したほうがよいでしょう。
追い焚きが使えない
給湯器が劣化すると、追い焚きが使えなくなる場合もあります。
お風呂が温まらない時は、給湯器の交換時期が近付いていると考えてよいでしょう。
追い焚きが使えない原因は、主に給湯器の点火不良です。
業者に給湯器の点検を依頼し、必要に応じて修理・交換してもらいましょう。
各給湯器の違いや特徴
給湯器は、大別してガス給湯器と電気給湯器(電気温水器)があります。
それぞれ強みが異なりますので、違いをしっかり把握しておきましょう。
ガス給湯器の特徴
ガス給湯器は、都市ガスやプロパンガスを使ってお湯を沸かします。
ポピュラーな給湯器の種類で、豊富な製品の中から選べるのが魅力です。
ガス給湯器は本体価格が安いので、交換費用を抑えられます。
ランニングコストは電気給湯器に劣りますが、交換費用を加味すると大きな違いはありません。
また、ガス給湯器は本体サイズが小さく、設置場所を取らないのもメリットといえます。
集合住宅や、敷地が限られる一戸建てでも気軽に設置できます。
電気給湯器の特徴
電気給湯器は、エネルギーに電気を利用する給湯器です。
タンクの中に水を貯め、ヒーターを熱源にしてお湯を沸かします。
電気給湯器のメリットは動作音が小さく、夜間でも気兼ねなく利用できます。
ランニングコストが安く、猟奇な安い深夜電力でお湯を沸かせるのも魅力です。
また、一部の製品は太陽光発電と合わせて使用できます。
太陽光発電を利用すれば、ランニングコストをゼロにすることも不可能ではありません。
給湯器を交換する際にかかる費用相場
給湯器の交換費用は、ガス給湯器と電気給湯器で大きく異なります。
予算を見積もる際は注意しましょう。
ガス給湯器の交換費用の目安
ガス給湯器の交換費用目安は、5〜20万円ほどです。
かなり差がありますが、号数や機能によって変わります。
号数が小さい製品や、機能が限られる製品は費用が安く、出費を抑えられます。
一方、号数が大きいものや高機能な製品ほど高くなる傾向があります。
給湯専用の製品であれば5〜7万円ほどで設置可能です。
追い焚き付きの給湯器は10万円台前半、暖房付きの製品で20万円近い費用が必要になります。
電気給湯器の交換費用の目安
電気給湯器の交換費用目安は、20〜40万円ほどです。
ガス給湯器と比べて2倍以上の費用がかかります。
給湯器の性能やタンク容量によって異なりますが、安価な製品でも20万円台前半です。
ガス給湯器より交換費用が高いため、予算を多めに見積もっておきましょう。
ガス・電気給湯器まとめ
ガス給湯器と電気給湯器は熱源が異なるほか、交換費用やランニングコストも違います。
ガス給湯器は交換費用が安く、ランニングコストが高い一方、電気給湯器は逆の性質があります。
給湯器の交換が必要になった時は、費用やライフスタイルを考慮して選びましょう。