種類別！蜂の巣の見極め方と被害を受けない対処法を大公開！
蜂の巣を見つけたときは、まず巣の種類を見極めることが大切です。
蜂の種類によって、危険度が大きく変わってくるためです。
この記事では、スズメバチとアシナガバチ、ミツバチの巣の特徴と見分け方について解説していきます。
生活トラブル専門店の駆けつけRUSHで修理を実際に行っている筆者が、実際の経験をまじえて解説いたします。
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種類別！各蜂の巣の特徴
飛んでいる蜂を目で追って、蜂の種類を見極めるのは簡単ではありません。
そこで蜂の巣を見つけて、そこから種類を判断する方法を試してみましょう。
スズメバチの巣
形の整った球形をしており、放置すると急速に肥大化していきます。
模様はマーブル調で、大きさはスズメバチの種類にもよりますが、80cm程度になることもあります。
なお、フラスコ型のスズメバチの巣は、作られ始めてあまり時間が経過していないものです。
アシナガバチの巣
シャワーヘッドをひっくり返したような形状をしており、また巣穴が露出しています。
巣穴は綺麗な六角形をしており、少し離れたところから見てもアシナガバチの巣だと判断できます。
巣の大きさは小ぶりで、一般的なサイズは10cm、大型サイズでも15cm程度です。
ミツバチの巣
板のように平べったい形状で、これが幾層にも増えていきます。
ミツバチはスズメバチやアシナガバチと比べて小型の蜂で、巣も小さいと思われがちですが、大きく成長した巣だと1mにもなります。
これはオオスズメバチの巣を超えるほどのサイズです。
蜂の巣の見極め方とは？
蜂の巣は独特の形状をしており、他の昆虫や鳥の巣と間違えることはまずありません。
その中でも蜂の巣といえば、一般的にスズメバチの巣を指すことが多いです。
危険な巣を見極めるときは、サイズと時期がポイントになります。
危険な巣の特徴とは
蜂の刺傷による死亡例を見ると、圧倒的にスズメバチが多いです。
そこで危険なスズメバチの巣の見分け方ですが、これは10cmを超えているかどうかで判断します。
蜂の巣の成長速度は一定ではなく、夏以降から急激に加速していくのです。
当初は女王蜂だけで巣作りをしていますが、やがて働き蜂が生まれて成長していくと、働き蜂も巣作りに加勢します。
するとあっという間に巣が大きくなるので、まだ巣が小さいからと安心はできません。
まだ大丈夫と放置しておくと、あっという間に手が付けられなくなります。
スズメバチの巣の危険度は、時期により大きく変わってきます。
春から夏、秋と季節が移り変わるなかで、サイズ・危険度ともに増していくのです。
4～5月の巣
5cm未満の小さな巣は、フラスコや逆とっくり型をしています。
女王蜂が一匹で巣作りをしているので、危険性は低く自力駆除が可能です。
6～7月の巣
直径10cm程度まで成長した巣は、マーブル状のボール型になります。
この大きさの巣だと、中には数十匹の蜂が住んでいます。
自力で駆除できるギリギリの大きさが、この直径10cm程度です。
8月以降の巣
さらに巣は大きく成長し、蜂の数も加速度的に増えていきます。
直径が2倍になれば、蜂の数は10倍近くにも激増するため、直径10cmと20cmの巣では危険度がまるで変わってくるのです。
蜂の巣を見つけた時の対処法
駆除するべき巣かどうかの見分け方は、人間への危険性がどのくらいあるかです。
蜂の種類、巣の大きさ、巣のある場所などを総合的に考慮して判断しましょう。
スズメバチの巣
生活圏に巣を見つけたなら、その時点で駆除するのがベストです。
直径10cmまでの巣なら、蜂専用の殺虫剤を使用して自力駆除が可能ですが、不安がある方は蜂駆除の専門業者に依頼することをおすすめします。
それ以上のサイズの巣は、自力駆除を避けてプロにまかせましょう。
アシナガバチの巣
おとなしい性格をしており、故意に刺激しなければまず襲ってきません。
しかし、生活圏に巣がある場合は、必然的に巣に近づくことになるのでリスクが高まります。
そのため、蜂の巣の近くを通るのが怖いと感じられる状況なら、駆除をしたほうがいいでしょう。
アシナガバチの巣は10cm程度なので、殺虫剤を使用して自力駆除ができます。
ミツバチの巣
ミツバチは屋根裏や床下など、閉鎖的な空間を好んで巣を作ります。
開放的な空間に巣作りするケースは少ないので人目に付きにくいですが、ひとたび巣を作られるとやっかいです。
スズメバチやアシナガバチの巣は、1年しか使用されないのに対して、ミツバチの巣は何年もかけて成長していくからです。
また、巣にはミツが存在するため、家屋を汚したり害虫を寄せつけたりする要因になります。
そのため、発見次第駆除するのが得策でしょう。
自力で駆除する場合は、スプレータイプの殺虫剤を使用します。
まとめ
蜂対策をする前に、巣の種類の見分け方を把握しておきましょう。
スズメバチの巣はフラスコ型、アシナガバチの巣はシャワーヘッド型、ミツバチの巣は板状と覚えておけば大丈夫です。
蜂の巣を見つけたときは、生活圏への影響、放置するデメリットなどを考慮して対処するべきか決めてください。
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