車のバッテリーがすぐ上がる原因とは?トラブル時のNG行動も
バッテリーが上がる時は、必ず原因が潜んでいます。
いつもすぐ上がるという方は、自分自身できっかけを作っているのかもしれません。
この記事では、バッテリーがすぐ上がる原因と症状、やってはいけない対策について説明していきます。
車のバッテリーがすぐ上がる原因とは?
ヘッドライトの消し忘れが多いと、上がるリスクが高くなります。
それに対して、以前と比べて明らかに上がりやすくなったという場合は、バッテリーの寿命を疑いましょう。
バッテリーの寿命のサインとは
車の電力をそれほど使用していない、定期的に充電しているなど、健全にバッテリーを使用しているのにすぐ上がる場合です。
バッテリーは夏に強い性質がありますが、寿命を迎えると季節や外気温に関係なく上がります。
真夏に走行している状態であっても、上がる時は上がるのです。
モノには必ず寿命があり、バッテリーの場合は2~3年と言われています。
なお、実際の寿命はバッテリーの性能、車の使い方などによって大きく変わってきます。
まだ新しいバッテリーなのに頻繁に上がる場合
うっかりミスが多い方は注意が必要です。
最も注意したいのはヘッドライトの消し忘れで、特に車をおりる時は要注意です。
早ければ3時間程度の消し忘れでも上がることがあります。
特に明るい時間帯は、消し忘れに気付きにくいので注意が必要でしょう。
たまにしかエンジンをかけない
バッテリーはフル充電されていても、エンジンをまったくかけなければ徐々に放電が進み、早ければ2か月ほどで完全放電を起こします。
例えば、年間の走行距離が100kmの車は、バッテリーが極めて上がりやすいです。
冬場は運転しないという方も要注意で、春になってエンジンをかけようとしたら、バッテリーが完全放電していたというケースは少なくありません。
車のバッテリー上がりが見られた時に現れる症状
車は電装品の集合体と言えるほど、数多くの電子機器で構成されています。
そのため、バッテリーが上がると非常にわかりやすい症状が現れるのです。
エンジンがかからない
車を始動させようにも、セルモーターが回らなくなります。
これから出勤するというタイミングでバッテリーが上がると非常にやっかいなので、数日に1回はエンジンをかけてバッテリーの状態を確認しておきましょう。
セルモーターを回した時のキュルキュル音が小さくなったら、バッテリー機能が落ちている証拠です。
さらにバッテリーが上がると、キュルキュル音もしなくなり、カチカチという音だけになります。
電装品が作動しない
よくあるのはライト・ランプ類が点灯しなくなることです。
ほかにもパワーウィンドウ、パワーシート、エアコンが作動しないなどの症状も多いです。
また、ライト・ランプ類はつくのにエンジンだけかからないというケースもありますが、これもバッテリーが上がった状態だと考えていいでしょう。
車はエンジンを始動する時に大量の電力を必要とし、それはライト・ランプ類の比ではありません。
そのため、他の電装品は使えるのに、エンジンだけは始動しないという状況が発生するのです。
バッテリー上がり時にやってはいけないこととは
何度もセルを回したり、充電をせずに放置したりしても状況は改善しないので注意が必要です。
車はバッテリーが存在して、初めて乗り物として機能します。
バッテリーが上がった時にできる対策は、バッテリーの充電と買い替えしかありません。
繰り返しエンジンをかけようとする
バッテリーの機能が正常な車であれば、一発でエンジンがかからなくとも、何度か試すことでかかるケースはあります。
これに対して、バッテリーが劣化している車だと、セルを回せば回すほどさらにかからなくなります。
それでも運よくかかるケースはありますが、確率的に相当低いと考えてください。
何もせずに放置しておく
明日まで待てばエンジンがかかるという幸運はほとんどありません。
前日の夜に何度か始動を試みたがダメで、翌朝に再挑戦したら始動したというケースは皆無ではありませんが、可能性としては極めて低いものです。
もしかかったとしても、バッテリー残量がゼロまたはゼロに限りなく近い状態にあるため、早急に充電やバッテリー交換をしてください。
まとめ
ヘッドライトの消し忘れ、バッテリーの寿命などが、バッテリーがすぐ上がる代表的な原因です。
バッテリーが上がると、セルモーターを筆頭とする電装品が作動しなくなるので、すぐに症状に気付けます。
そんな時は無理に始動させようとせず、すぐにバッテリーの充電・交換をしましょう。