雨の日にバッテリー上がりを対処するのはキケン?自分でできる正しい手順もご紹介
雨の日に車のバッテリーが上がってしまった場合、雨でぬれるのが心配で対処方法に迷う方もいるでしょう。
この記事では、雨の日にバッテリー上がりの対応をしてはいけない理由や、正しく対処する手順を解説します。
危険?雨の日にバッテリー上がりの対応をしてはいけない理由
雨の日にバッテリー上がりの対応をするのは危険です。
雨水にぬれた手で作業すると、感電のリスクが高まります。
バッテリーの交換作業は、端子の着脱をおこなうためショートしやすい作業です。
ショートしやすい作業を雨の中でおこなうのは、慣れている人でも危険がともなうため、素人なら避けるのがマストです。
また、雨水によってエンジンの部品がさびる可能性も考えられます。
古い車では防水加工が不十分な場合もあるため、雨の日にバッテリー上がりの修理をするのは避けましょう。
雨の日でも安全に!バッテリー上がりを解消する正しい手順
雨の日にバッテリー上がりを解消しなければならない場合は、感電のリスクを軽減させるためにゴム製の絶縁手袋をつけて作業しましょう。
車のバッテリー上がりは突然やってくる場合もあります。
いざというときに対応できるように、ジャンプスタートによる方法を覚えておきましょう。
手順1.救援車のエンジンを切る
まずは救援車のエンジンを切ります。
エンジンが作動している状態でブースターケーブルをつなぐと、ケーブルに電流が流れる恐れがあります。
この状態でケーブルを接続しようとすると、バッテリーがショートしたり、感電する危険があるため、必ずエンジンを切った状態で作業しましょう。
手順2.ケーブルを接続する
正しい順番でブースターケーブルを接続します。
順番は以下の通りです。
1.故障車のプラス(+)端子に赤のケーブルを接続
2.救援車のプラス(+)端子に赤のケーブルを接続
3.救援車のマイナス(-)端子に黒のケーブルを接続
4.故障車のマイナス(-)端子または エンジンブロック部分に黒のケーブルを接続
必ず故障者のプラス端子からつなぐことが大切です。
救援車のプラス端子からつないでしまうと、感電やショートの危険があるため注意してください。
手順3.エンジンをかける
ブースターケーブルの接続が完了したら、最初に救援車のエンジンを始動させて電力供給を始めます。
バッテリーの状態に応じて、数分から数十分間電力を供給した後、故障車のエンジンをかけましょう。
手順4.ケーブルを外す
エンジンがかかったらブースターケーブルを外しましょう。
この際、接続した順番とは逆の順番で取り外してください。
1.故障車の黒ケーブル
2.救援車の黒ケーブル
3.救援車の赤ケーブル
4.故障車の赤ケーブル
この順番を守ることが大切です。
また、車は走行中にバッテリーの充電ができるため、エンジンがかかったら最低でも30分以上は走行してバッテリーを充電しましょう。
ケーブルのつなぎ方に注意
ブースターケーブルは、つなぎ方を間違えると感電やショートにつながる危険があります。
赤ケーブルは必ずプラス端子に、黒ケーブルは必ずマイナス端子につないでください。
また、ケーブルをつなげたり外したりするときには、赤と黒のケーブルを同時に持つのはNGです。
電気が体に流れて感電する恐れがあるため注意が必要です。
雨の日で危険と感じる方は専門の業者へ依頼しよう!
雨の日にバッテリー上がりが起こった場合、自分で作業するのが危険だと感じたら、専門業者に依頼するのがおすすめです。
自分で対処しようとすると時間がかかりますし、雨の日はなおさら手間がかかります。
ロードサービスはバッテリー上がりなどの緊急事態に対応してくれる頼りになるサービスです。
いざというときのために、JAFに加入しているか、自動車保険にロードサービスが付帯しているか確認しておきましょう。
まとめ
雨の日でもバッテリー上がりの修理は可能ですが、雨が降っていない日よりも感電のリスクが高まるため注意が必要です。
少しでも心配な場合は、専門の業者に依頼するのもおすすめです。