バッテリー上がりには前兆がある?上がってしまった時の対処法も解説!
バッテリーが上がると車を動かせなくなってしまいます。
早めに対処するためにも前兆があれば知りたいという方もいるでしょう。
この記事では、バッテリー上がりが起きる前兆や予防策、バッテリーが上がってしまったときの対処法まで詳しく紹介します。
バッテリー上がりが起きる前兆とは
バッテリーが上がりそうになると、電圧の低下により次のような前兆が現れることがあります。
・ライトが暗い(走行中と停車時で明るさが違う)
・エンジンがかかりにくい
・アイドリングストップしない
・パワーウィンドウの開閉が遅い
このような前兆が確認された場合、すぐにバッテリー上がりを起こすとは限りませんが、早めに整備工場などでバッテリーの状態を確認してもらうことが重要です。
前兆が見られる前にバッテリー上がりの予防をしよう!
バッテリー上がりはさまざまな原因によって引き起こされますが、あらかじめ予防できる場合もあります。
突然バッテリーが上がって困らないためにも、予防策を確認しておきましょう。
車を走らせて充電する
車は走行中に発電してバッテリーを充電します。
走れば走るほど充電されるため、普段から車を走らせておけばバッテリー上がりの心配はありません。
ただし、短距離の走行では十分に充電できないため、20~30分以上は走らせるようにしましょう。
車を走らせずに放置すると、2~3カ月ほどでバッテリーが上がることもあります。
なるべく長い期間をあけずに車を走らせてバッテリーの状態を維持しましょう。
寿命がくる前に交換する
一般的に、バッテリーの寿命は2〜3年ほどとされています。
日々バッテリーは消耗しているので、長く使用していると突然バッテリー上がりが起きる可能性があります。
そのため、バッテリーの保証期間が切れる前に交換しておくと安心です。
また、バッテリー本体が膨らんでいたり、スターターモーターの回転数が弱まったりなどのサインがあれば、早めの交換を検討しましょう。
しばらく車を使わないときはマイナス端子を抜いておく
車をあまり使用しない場合、バッテリーのマイナス端子を外しておくことが効果的です。
マイナス端子を外すと、バッテリーが外された状態と同じになるため、電力消費を抑えられます。
外し方は、マイナス端子に接続されたケーブルをスパナで外すだけです。
誤ってプラス端子を外すと車がショートする恐れがあるため注意してください。
ただし、マイナス端子を抜いても自然放電は避けられません。
約1カ月を目安にして、車を走らせるようにしましょう。
万が一上がってしまったら?バッテリー上がりの対処法
バッテリーが上がってしまったら、いくつかの方法で対処できます。
いざというときに適切な対応が取れるように、対処法を確認しておきましょう。
周りの車に電力を分けてもらう
バッテリーが上がった車とは別の車に電力を分けてもらうことで、エンジンを始動させられます。
この方法はジャンピングスタートと呼ばれており、ブースターケーブルがあれば対応が可能です。
ブースターケーブルを使って、車同士を接続することで、電力を分けてもらうことができます。
ただし、対応できない車種もなかにはあるため注意しましょう。
ジャンプスターターを使う
ジャンプスターターは、小型バッテリーを使ってエンジン始動をおこなうアイテムです。
これがあれば、自分でバッテリー上がりを解決できます。
安価なものだと数千円程度で入手できるため、いざというときの備えとして用意しておくと安心です。
ロードサービスを呼ぶ
周りに助けてもらえる車がない場合や、ジャンプスターターを持っていないときには、JAFや加入している保険会社のロードサービスを呼びましょう。
各ロードサービスにより料金やサービス内容は異なりますが、電話やメールで場所を伝えれば30分から1時間程度で現地に駆けつけてくれます。
ロードサービスの連絡先をあらかじめ登録しておくか、車内に連絡先がわかるメモを常備しましょう。
まとめ
バッテリー上がりが起きる前にはさまざまな前兆があります。
突然バッテリーが上がって困らないためにも、日頃から予防策を意識して車に乗るようにしましょう。
また、バッテリーが上がったときには適切な対応を取ると解決できるので、焦らず対処しましょう。