車のバッテリー液の確認方法とは?正しい補充方法もご紹介
車は、現代社会にとって欠かせない移動手段です。
しかし、バッテリーが弱ってしまえば、エンジンがかからなくなり、車が動かなくなってしまうこともあります。
また、バッテリー液は、バッテリーの性能を維持するために重要な役割を果たしています。
定期的にバッテリー液を確認し、適切な状態を保つことが、車のトラブルを防ぐために重要です。
そこで、この記事では車のバッテリー液の確認方法と補充の仕方について紹介します。
そもそもバッテリー液とは?
車のバッテリーには「バッテリー液」という電気動力を起こすための液体が入っています。
バッテリー液が不足するとバッテリー不調が生じるので、定期的に点検が必要です。
バッテリー液が不足すると、次のような問題が出てきます。
バッテリーの機能が著しく低下
バッテリー液が不足してしまうとバッテリーの機能もまた低下します。
バッテリーが劣化し、それを放置したまま使おうとすると寿命がさらに短くなるのです。
バッテリー液が足りなくなるとバッテリーは正常充電することさえできなくなります。
科学的な面で複雑な話になりますが、要するに、バッテリーの充電に必要な化学反応が起きないために車の電気類も深刻な機能不全に陥るわけです。
バッテリーそのものが回復不能となる
バッテリー液が不足しているまま何も知らずに車に乗り続けると、「サルフェーション現象」なるものが生じます。
バッテリー内の極板で「焼き付き」に似た状態が起き、こうなってしまうとバッテリー液を注入しても一切バッテリーが動かなくなります。
再び車を動かすためには、バッテリーを新品交換するしかありません。
車の駆動にはエンジン以前にバッテリーも大事なので、よく労わってやりましょう。
バッテリー液を自分で確認する際のポイント
実はバッテリー液は自分で内容を確認することもできます。
バッテリーというと車の底部に隠れていて見ることができないのではないかと考える人もいるかもしれませんが、それはEV車などの大型の電気装置です。
一般的な車のバッテリーはボンネットを開けると簡単に確認できます。
バッテリー液の確認方法は次の通りです。
ボンネットを開けてチェック
車のボンネットを開けると、バッテリーが見えます。
車種によって違いがあるので詳しい場所は調べる必要がありますが、大体は見えやすい場所に半透明の容器に黒い蓋をかぶせたもので、それがバッテリーです。
バッテリー液の適正量は、その容器に表示されている「UPPER LEVEL」から「LOWER LEVEL」の間にあればOKです。
それぞれ「上限内」「下限内」という意味で、その間に液があれば良いですが、不足していると「LOWERLEVEL」の下にあるのですぐに補充しなければなりません。
バッテリー液の正しい補充方法
車のバッテリー液の補充は決して難しいものではなく個人の手でも作業ができます。
カー用品店などでバッテリー液を購入して注ぐだけです。
しかし車種やバッテリーの種類によってバッテリー液の適性は異なるので注意しましょう。
この点は自己判断ができないので、結局はカー用品店の知見に頼ることになります。
ついでにそのまま注入を依頼してもさして工賃はかかりませんが、受付状況次第では長い待ち時間が生じます。
結果的に何もかも自分でやってしまった方が得ということもあるので、バッテリー液補充の方法を以下に紹介しましょう。
バッテリー液を補充する際の準備と手順
◾️準備するもの
・ゴーグル、手袋
・レンチ
・バッテリー液
バッテリー液は化学物質で手や目に触れると危険です。
人体にかかることのないように必ず抜かりない防備を施しましょう。
バッテリー液補充の手順
1.バッテリー液の蓋をレンチで外す
2.バッテリー液UPPERとLOWERの間まで注ぎ込む
3.バッテリー液の蓋を閉める
非常に簡単な作業ではありますが、いくつか注意点があります。
まず上述のようにバッテリー液に直接触れないように防備することです。
それから、バッテリーの適正量を守って入れることも大事です。
もし入れすぎてしまったときにはスポイトで抜くことで対処できます。
作業に不安がある場合には、液を抜き取るスポイトや、抜いた液体を捨てるためのバケツも用意しておきましょう。
バッテリー液の確認は誰でも簡単にできる!
バッテリー液は車を動かす上で、必要不可欠な材料です。
バッテリー液が不足するとバッテリーの機能が低下するので、不足した時は早急に補充するようにしましょう。
また、バッテリー液を補充する際は、必要な道具を用意して正しい手順でおこなうことが重要です。