無音でエンジンがかからない!考えられる原因や確認ポイントも
朝の通勤、大切なデート、家族との旅行…いざ車を運転しようとエンジンをかけようとしたとき、突然の無音に襲われた経験はありませんか?
一瞬にして頭を駆け巡る不安と焦燥感。
愛車が動かなくなってしまったときの恐怖は、想像を絶するものです。
しかし、慌てる必要はありません。
本記事では、エンジンがかからない無音というトラブルの原因と解決策についてわかりやすく解説します。
「なぜエンジンがかからないのか?」
「もし必要になら、どこへ依頼するべきなのか?」
これらの疑問に、一つひとつ丁寧に答えていきます。
無音でエンジンがかからない時に考えられる原因とは
車のエンジンがかからないうえに、無音の状態になるのは明らかに何らかのトラブルがある状態です。
考えられる原因として、以下の6つが挙げられます。
・キーの電池が切れている
・バッテリーが上がっている
・セルモーターに不具合がある
・ステアリングロック(ハンドルロック)がかかっている
・クラッチを踏んでいない(MT車)
・シフトレバーがパーキングに入っていない(AT車)
なかには専門業者による修理が必要な場合もあるため、まずは原因を確認しておきましょう。
キーの電池が切れている
スマートキーを使用している場合、エンジン始動時にキーを差し込む必要がないため、キーの電池が切れているとエンジンがかからなくなります。
電池が切れた状態では、車との通信ができなくなるのが原因です。
キーの電池を交換すれば、通常通りエンジンをかけられるようになります。
バッテリーが上がっている
バッテリーが上がってしまうとエンジンはかからなくなります。
バッテリー残量が少しでも残っている場合は音がすることがありますが、完全に放電されると無音です。
エンジンを始動させるためには、バッテリーを復旧しなければなりません。
救援車があれば、ブースターケーブルでバッテリー同士をつなげることで復旧できます。
バッテリージャンパーがあれば救援車がなくても復旧することが可能です。
どちらの対応もできない場合は、JAFやロードサービスを利用しましょう。
セルモーターに不具合がある
セルモーターは、エンジンを始動させるための重要な部品です。
無音でエンジンがかからない場合、セルモーターが正しく動作していない可能性があります。
セルモーターは耐久性が高く故障しにくいですが、使用状況や経年劣化により故障する可能性も考えられます。
故障した場合は交換が必要になるため、専門業者に依頼しましょう。
ステアリングロック(ハンドルロック)がかかっている
ステアリングロック(ハンドルロック)は車の盗難防止機能で、キーを抜いた状態でハンドルを回すと自動的にロックがかかります。
この状態ではエンジンもかからないため、解除する必要があります。
ロックを解除するためには、ステアリングを左右に動かしながらエンジンスタートボタンを押すか、キーを差し込んで回しましょう。
キーが回ればロックが解除されます。
クラッチを踏んでいない(MT車)
MT車では、誤発進を防ぐためにクラッチを踏まないとエンジンが始動しないように設定されています。
エンジンを始動させる際は、必ずクラッチを踏んでいるか確認しましょう。
シフトレバーがパーキングに入っていない(AT車)
AT車では、エンジンを始動するためにはシフトレバーをパーキング(P)に入れる必要があります。
エンジンがかからない際は、まずシフトレバーが正しくパーキングに入っているか確認しましょう。
たまに、接触が悪く車がパーキング位置を認識しないことがあります。
この場合でも、シフトレバーを何度か動かしてみると正常に認識されることが多いです。
エンジンがかかるかどうかの確認ポイント
エンジンがかからない原因が人為的なミスの場合、正しい操作でトラブルを解決できることが多いです。
ハンドルロックやクラッチ操作、シフトレバーの位置など、操作ミスがないかを確認しましょう。
もし人為的なミスでない場合は、まずバッテリーが正常かどうかを確認します。
バッテリー残量に問題がなければ、セルモーターの故障かもしれません。
状況を把握するためには、これらの可能性を冷静にひとつひとつ検証していく作業が必要です。
エンジンがかからない原因がわからない場合はロードサービスに相談を!
自力で解決できない場合は、専門的な知識が必要です。
ロードサービスや整備工場などに連絡し、プロの助けを借りましょう。
自動車保険に加入している場合は、ロードサービスが付帯していることがあります。
お得な料金で対応してもらえる場合もあるので、日頃から保険の付帯サービスを確認しておくと安心です。
エンジンが無音の場合は車のシステムを確認してみよう!
無音でエンジンがかからない原因として、さまざまな原因が挙げられます。
効率よく対処するためにも、車の様子を正確に把握することが大切です。
また、どうしてもエンジンがかからない場合は、ロードサービスに依頼するなど適切な対処をおこないましょう。