バッテリー上がりはアイドリングで対処できる？日頃の注意ポイントも

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車のバッテリーは運転時だけでなく、アイドリング中も充電されます。
バッテリー上がりから復旧後に運転できない時は、しばらくエンジンをふかしておきましょう。

本記事で解説する内容は次のとおりです。

・バッテリー上がり後にアイドリングする際の注意点
・バッテリー上がりから復旧する適切な方法
・バッテリー上がり予防につながる日常的な行動・習慣

アイドリングする時の注意点のほか、バッテリー上がりから復旧する方法や予防法をご紹介します。

バッテリー上がり後はアイドリングで充電可能

車がバッテリー上がりから復旧した後は、アイドリングすることでバッテリーを充電可能です。
車を運転できない時は、アイドリングしたまましばらく放置しましょう。

車のバッテリーは、アイドリング状態でエンジンを動かすだけで充電できます。
バッテリーの状態にもよりますが、1時間程度はアイドリング状態を保ちましょう。

車のエンジンを始動すると、オルタネーターという発電機も同時に動きます。
オルタネーターはエンジンの回転に連動し、回転に合わせて電気を生み出す部品です。

そして発電した電気はバッテリーに貯め込まれ、必要に応じて供給される仕組みになっています。
このため、車はアイドリング状態でもバッテリーを充電できます。

もしアイドリングでバッテリーを充電する際は、電装品をなるべくオフにしておきましょう。

アイドリング中もバッテリーは徐々に充電されますが、充電スピードは運転時よりも遅めです。
そのため、電装品を使うとほとんど充電されず、消費量が上回ってしまう可能性があります。

特にエアコンやヘッドライトは電力を消費します。
アイドリングでバッテリーを充電する際はオフにしておきましょう。

バッテリー上がりを復旧する手段は複数あります。
その時の状況に合わせ、適切な手段を取りましょう。

自分でバッテリー上がりから復帰したい場合、ジャンプスターターかブースターケーブルを使いましょう。

ジャンプスターターは、モバイルバッテリー型のグッズです。
持ち運びできるうえ、車のバッテリーに直接接続すればすぐに給電できます。

ブースターケーブルは、他の車のバッテリーと接続して使用するグッズです。
バッテリー同士をつなぐことで、他の車から電力を分けてもらえます。

自分でバッテリー上がりから復旧できない時は、ロードサービスかバッテリーの専門業者に相談しましょう。

ロードサービスは、JAFなど単独のサービスのほか、自動車保険に付帯されているものがあります。
無料で対応してくれるサービスが多いものの、保険付帯のものは利用回数を制限しているケースが目立ちます。

一方の専門業者は、バッテリー上がりなどバッテリートラブルを専門としている業者です。
すぐ対応してくれる業者が多い反面、有料サービスとなるため、依頼前に料金を確認しておきましょう。

バッテリー上がりを繰り返さないためには、日頃の行動や習慣に注意する必要があります。
以下で挙げるポイントを意識し、バッテリーのコンディション維持に努めましょう。

バッテリー上がり予防に不可欠なのが定期的な長時間運転やアイドリングです。
週に1回程度は30分以上運転するか、アイドリングでバッテリーを充電しましょう。

車のバッテリーは、エンジンを停止している間も少しずつ放電が進みます。
そのため、長期間運転できない状況が続くと、完全に放電されてしまう場合があります。

なお、短距離・短時間運転もバッテリーの消耗が大きいため注意が必要です。
短距離・短時間が多い方は、時折長時間のドライブを楽しみましょう。

電装品や車載機器の過度な使用は控えましょう。
特にエアコンやカーオーディオは消費電力が多いため、使いすぎには注意が必要です。

また、ヘッドライトの点けっぱなしもバッテリーの消費を早めてしまいます。
不要な時は消灯し、車を停車した後はオフになっているか確認しましょう。

定期的なバッテリーの交換もおこないましょう。
バッテリーは消耗品扱いですので、同じものをずっと使い続けることはできません。

車の使用頻度や環境にもよりますが、バッテリーの交換目安は2〜3年に1回です。
少なくとも3年に1回は交換し、バッテリー上がりのリスクを抑えましょう。

車のバッテリーはアイドリングでも充電できますが、長時間エンジンをふかす必要があります。
もしアイドリングで充電する際は、電装品は可能な限りオフにしておきましょう。

実際にバッテリー上がりが起きた場合、速やかな復帰が求められます。
復帰後はバッテリー上がりを繰り返さないためにも、定期的な運転やバッテリー交換を習慣化しましょう。