ハイブリッドカーのバッテリー上がりには前兆がある!対処法や予防策も
ハイブリッドカーの魅力のひとつとして、「燃費の向上」や「環境への貢献」があげられますが、バッテリーのトラブルは避けて通れません。
バッテリー上がりの前には、いくつかの前兆が現れることをご存じでしょうか。
以下のポイントを押さえておけば、重大なトラブルが起きる前に対処することが可能です。
・バッテリー上がりに前兆はある?
・バッテリー上がりを対処する方法
・バッテリー上がりを防ぐ予防策
順番に説明をしていきますので、この記事がお役になれば幸いです。
ハイブリッドカーのバッテリー上がりに前兆はある?
初めてハイブリッドカーを利用する人は、バッテリー上がりの前兆に気づきにくいかもしれません。
しかし、いくつかのサインを見逃さずに確認することで、トラブルを未然に防ぐことができます。
信号待ちでライトが暗くなる
信号待ちをしている時に、ライトが暗くなったら要注意です。
発電装置であるオルタネーターは、主に走行時に発電・充電を行います。
そのため、信号待ちで車が走っていない時に、エアコンなどで電力を大量に消費すると、発電・充電量が不足してしまうのです。
もちろん、バッテリーが元気なら、信号待ちでもエンジンが止まることはありません。
しかし、バッテリーが古くて弱っている場合は、バッテリーが上がってアイドリング状態を保てず、いずれエンジンが止まってしまう恐れがあります。
エンジンの不安定な動作
ハイブリッドカーのエンジンが急に止まったり、異音がするようになった場合は、バッテリーのトラブルが考えられます。
エンジンが不安定になった際は、速やかに整備士に相談しましょう。
エコモードの効果が低下
バッテリーの健康状態が悪化すると、エコモードの効果が低下することがあります。
エコモードの効果が感じられなくなったら、バッテリーの状態を確認しましょう。
充電が不足している警告灯
ハイブリッドカーのダッシュボードにはバッテリーの充電状態を示す警告灯があります。
この灯りが点滅したり、点灯し続ける場合は、バッテリーの充電が不足している可能性があるでしょう。
これらの前兆に注意を払い、早期に専門家の診断を受けることで、バッテリー上がりのリスクを軽減できます。
ハイブリッドカーのバッテリー上がりを対処する方法
バッテリー上がりが発生した場合、正しい対処が重要です。
ロードサービスに救護要請をする
バッテリーが上がってしまったら、ロードサービスを利用することをおすすめします。
場所や会社、道路の混雑状況にもよりますが、30〜45分程度で駆けつけてくれるでしょう。
JAFに入っていない場合でも、お持ちのクレジット会社や任意保険に無料で付帯されている場合があるので、まずはサポートデスクへのお電話をおすすめします。(JAFは、非会員でも有償でサービスを受けることが可能です。)
ロードサービスに依頼をすると、駆けつけた救護車と自分の車を繋いで電気を一時的に分ける「ジャンピングスタート」という方式で処置することがほとんどです。
ジャンピングスタートでも解決できない場合は、レッカーで運び整備場で処置をすることになるでしょう。
近くにいる知人を頼る
運良く近くにエンジン車を持っている知人がいる場合は、上記と同じくジャンピングスタートで解決できます。
注意したいのは、必ず救護車(知人の車)は、ガソリン車でなければいけません。
搭載されている大量の電流が電気系統を壊してしまうため、ハイブリッド車同士でのジャンピングは禁止されているのです。
また、ジャンピングスタートは比較的簡単に行うことができますが、正しい方法を知っておかなければ事故や故障に繋がる可能性があるので、扱いには注意が必要です。
ハイブリッドカーのバッテリー上がりを防ぐ予防策
事前に対策をすることで、バッテリー上がりのリスクを軽減しましょう。
長期間の駐車を避ける
ハイブリッドカーは長期間の駐車がバッテリーに負担をかけます。
できるだけ定期的に使用し、バッテリーの充電を保ちましょう。
適切な充電
長時間停車する場合は、外部からの充電が必要です。
充電器を使用して、バッテリーの充電を確認しましょう。
定期的な点検とメンテナンス
バッテリーの健康状態を保つために、定期的な点検とメンテナンスが必要です。
整備士による点検を受け、バッテリーの寿命や劣化具合を確認しましょう。
エコドライブの習慣化
エコドライブは、バッテリーの寿命を延ばすだけでなく、燃費も向上させます。
急発進や急ブレーキを避け、安定した速度で走行する習慣を身につけましょう。
まとめ
定期的な点検やエコドライブの実践、そして適切な充電が大切です。
不安なことや異変は放置せずに、ディーラーやガソリンスタンドで相談するようにしましょう。