【対処法も】しばらく待つことでバイクのバッテリー上がりが回復するワケとは?
バイクのバッテリー上がりは、しばらく待つと復活するケースもあります。
ただし、条件によりけりですので、回復しない時は早めに対処しましょう。
本記事では以下を中心に解説します。
・しばらく待つとバッテリー上がりが回復するケース
・しばらく待ってもバッテリー上がりが回復しないケース
・バイクのバッテリー上がり発生時の対処法
しばらく待った後にバッテリーが回復するケースとしないケースのほか、バッテリー上がり発生時の対処法を教えます。
バイクのバッテリー上がりをしばらく待って復帰するケースとは
バッテリー上がりから回復する可能性があるのは、以下に当てはまるケースです。
バイクのエンジンがかからなくなったら、少し待ってみるのも手でしょう。
一時的に電圧が低下している
バッテリーの一時的な電圧低下の場合、しばらく待つと回復する可能性があります。
例えば、バイクのエンジン始動に失敗した場合、バッテリーに負荷がかかって一時的に電圧が低下します。
しかし、少し待つと負荷が和らぎ、バッテリーの状態はほぼ元に戻るのです。
ただ、短時間に何度もセルを回すと電圧が低下したままになります。
バッテリー上がりのリスクが高まるため、セルを連続で回すことは避けましょう。
気温の低下で一時的に電圧が弱まっている
もう一つのケースが気温の影響によるものです。
気温が原因でバッテリーの電圧が下がっている場合、少し待つとバッテリー上がりから復活する可能性があります。
バッテリーの性能は気温によって変化しますが、気温が下がると電圧が低下してしまいます。
冬などは気温が高くなるまで待ち、エンジンを始動してみるとよいでしょう。
しばらく待ってもバイクのバッテリー上がりが回復しないケース
一方、下記に当てはまるケースはバッテリー上がりから回復しない可能性があります。
放置しても改善される見込みが薄いため、後述の対処法を試してみましょう。
バッテリーが完全に放電している
バッテリーが完全に放電された場合、放置してもバッテリーが回復する可能性はありません。
エンジン始動に必要な電力が足りませんので、速やかに充電しましょう。
バイクのバッテリーは、ヘッドライトの点けっぱなしや電装品の使いすぎで放電が進みます。
また、長時間運転しない状態が続くと自然放電されるため、こまめな運転を心がけましょう。
バッテリー端子の腐食・接触不良が起きている
バッテリーの端子が腐食したり、接触不良が起きたりした場合も注意が必要です。
そのままの状態で放置すると、バッテリー上がりが起こるリスクがあります。
バッテリー端子の腐食や接触不良は、経年劣化によって起こります。
接触を回復させるためにも、端子を掃除するか、バッテリーを新品に交換しましょう。
その他バッテリー上がりが回復しないケース
以下に当てはまるケースもバッテリー上がりから回復できない可能性があります。
・電気系統が故障している
・オルタネーター(発電機)が故障している
・バッテリー本体が寿命を迎えた
電気系統やオルタネーターが故障した場合、バッテリーにも影響が及びます。
充電できない状態が続くため、早めに修理しましょう。
また、バッテリーが寿命の場合、新品に交換する必要があります。
バイクでバッテリー上がりが発生した時の対処法
もしバイクのバッテリー上がりが発生した場合、以下の方法を試してみましょう。
自分で対処できない時は、プロへの相談をおすすめします。
キックスタートをおこなう
もしバイクにキックペダルが付いている場合、キックスタートを試しましょう。
ペダルを勢いよく蹴るだけで、エンジンが始動する可能性があります。
ただ、製造コストの削減を目的としてキックペダルを省いている車種も少なくありません。
キックペダルが見当たらない時は、後述の手段を試しましょう。
押しがけを試す
力と体力に自信があるか、他者のサポートを受けられる場合、押しがけを試してみましょう。
押しがけはバイクを押してエンジンを始動する方法で、以下の手順でおこなえます。
1.キーをオンの状態にする
2.ギアを1速に入れる
3.クラッチを握り、バイクを押した状態で走る
4.スピードが出たらクラッチをつなぐ
5.クラッチを握り、ギアのニュートラルに入れてアイドリングする
押しがけは一人でできるものの、相当スピードが出ていないとエンジンがかかりません。
坂道の傾斜を利用するか、後ろから誰かに思い切り押してもらいましょう。
ブースターケーブルを使う
近くに自動車(救援車)がある場合、ブースターケーブルでバッテリーを充電するのもおすすめです。
以下の手段でケーブルをつなぎ、電力を分けてもらいましょう。
1.バイクのバッテリーのプラス端子(赤)にケーブルをつなぐ
2.救援車のバッテリーのプラス端子にケーブルをつなぐ
3.救援車のバッテリーのマイナス端子(黒)にケーブルをつなぐ
4.バイクのバイクのマイナス端子にバッテリーをつなぐ
5.救援車のエンジンを始動する
6.しばらく待ち、バイクのセルを回してエンジンをかける
7.逆の手順でケーブルを外す
ブースターケーブルを使う場合、ケーブルの接続順に注意が必要です。
ロードサービスや業者を呼ぶ
自分で対処できない場合、ロードサービスかバッテリー上がりに対応した業者を呼びましょう。
ロードサービスは、バイク保険やクレジットカードに付帯されていることがあります。
無料で対応可能な場合も多いため、まずは連絡してみましょう。
ロードサービスの到着を待てない時は、バッテリー上がりの専門業者への相談がおすすめです。
費用はかかりますが、現場までスピーディに駆け付けてくれます。
【まとめ】バイクのバッテリー上がりはしばらく待つことで回復することがある!
バイクのバッテリー上がりは、しばらく待つと回復する可能性があります。
しかし、バッテリーが完全放電されているなど、条件によっては回復しないので注意しましょう。
バッテリー上がりが起きた場合、早めに対処することが大切です。
自己解決できなかった時は、ロードサービスや業者を頼りましょう。