トラックのエンジンがかからないトラブルとは？動かない時の応急処置も

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トラックのエンジンがかからない原因はさまざまです。
個々のケースによって異なりますが、エンジンが始動しない時は速やかに対処しましょう。

本記事で解説する内容は次の3つです。

・トラックのエンジンが動く仕組み
・トラックのエンジンがかからない原因
・トラックのエンジンがかからない時の対処法

トラックのエンジンが動く仕組みのほか、エンジンがかからない原因と対処法をご紹介します。

トラックのエンジンは3つの動力が重なって動き出す

トラックのエンジンは、大別して3つの動力が重なって動く仕組みになっています。
どれか1つでも欠けるとエンジンが動かなかったり、かからなくなったりします。

エンジンの始動と深く関わっているのが電装品です。
セルモーターやバッテリーなどの部品が該当します。

セルモーターは、バッテリーの電力を利用してプラグに点火し、エンジンを始動する部品です。
故障した場合、エンジンがかからなくなることがあるので注意しましょう。

エンジン始動後、トラックを動かすために欠かせないのが軽油やガソリンなどの燃料です。
トラックの多くは軽油（ディーゼル）で動いており、ガソリン車の割合は少なくなっています。

もし燃料切れが起きた場合、エンストが発生したり、エンジンがかからなくなったりします。
トラブル防止のためにも、定期的な給油を心がけましょう。

軽油などの燃料を元に、動力を生み出すエネルギーも必要です。
圧縮された空気が急速に膨張し、ピストンを動かすことでトラックのエンジンが稼働します。

ただし、駆動系部品が故障した場合、エンジンの動力をタイヤなどに伝えることができません。
エンジンはかかるけど車が動かない…そのような時は駆動系部品の不具合が疑わます。

トラックのエンジンがかからない原因は、主に電装関係や燃料・点火装置のトラブルです。
また、外的な要因でエンジンが始動しないケースもあります。

トラックのエンジンが始動しない時は、まずバッテリーや電装品のトラブルを疑ってみましょう。
以下のトラブルや部品の故障が起きた場合、トラックのエンジンを始動できません。

・バッテリー上がり
・セルモーターの故障
・オルタネーターの故障
・ヒューズの断線

バッテリー上がりのほか、セルモーターやオルタネーターが故障すると、エンジンはかからなくなります。
なお、セルが回らず、カーナビなどの電装品自体が使えない場合、ヒューズが断線している可能性もあります。

燃料トラブルや点火装置の不具合もエンジンがかからない原因です。
以下のトラブルが起こっていないか、一度チェックしてみましょう。

・ガス欠（軽油またはガソリン切れ）
・点火装置・配線の不具合や破損
・燃料フィルターやポンプの異常

ガス欠の場合、給油しない限りエンジンを始動できません。
なお、点火装置や燃料フィルターなどの異常は、個人での修理・交換が難しいため、ディーラーや修理業者に相談しましょう。

ガソリン車の場合、気温低下の影響でエンジンがかからなくなっている可能性もあります。
しばらく待ってから再度エンジンをかけてみるとよいでしょう。

トラックのエンジンオイルは、低温時に固くなってしまう性質があります。
ただ、エンジン始動時に少しずつ暖まるため、数分間隔でセルを回してみましょう。

トラックのエンジンがかからない時は、以下の応急処置を試してみましょう。
もし解決できなかった場合、プロへの相談をおすすめします。

バッテリー上がりが疑われる時は、以下の方法でバッテリーを充電してみましょう。

・ブースターケーブルを利用する
・ジャンプスターターを使う
・バッテリー充電器を利用する
・ロードサービスかバッテリー上がり・交換業者を呼ぶ

充電するグッズがない場合、ロードサービスやバッテリー上がり・交換に対応した業者の利用がおすすめです。

燃料が切れている場合、ガソリンスタンドで給油する必要があります。
トラックを運べない場合、近隣のガソリンスタンドへ連絡し、燃料を持ってきてもらえないか相談しましょう。

近くにガソリンスタンドがない時は、ロードサービスへの相談がおすすめです。
時間はかかりますが、現場まで直接来てもらえます。

トラックのエンジンがかからない原因は、バッテリー上がりから部品の故障までさまざまです。
エンジンが始動しなくなったら、バッテリーを充電したり、給油したりしてみましょう。

原因が特定できない場合、トラックを点検してもらう必要があります。
ディーラーか修理業者へ相談し、原因に合わせた対応をしてもらいましょう。