トイレの尿石(黄ばみ)はどのように掃除するのがベスト?日頃からおこなえる予防もご紹介!
トイレの尿石は硬く、便器に張り付くように付着します。汚れの層が厚くなるほど除去が困難になるので、そのまま放置せず早めに掃除して落としましょう。この記事では、尿石ができる原因、また掃除方法と予防対策について説明しています。
トイレに尿石が蓄積される原因とは
トイレ使用後に水を流さないことがある、トイレ掃除の頻度が低い、といった方は尿石汚れに注意してください。尿石とは文字通り、尿が石のように固まったものです。尿にはカルシウムが含まれており、これが便器や配管に付着・蓄積していくのです。すると表面が黄ばんでザラザラになり、さらに汚れの付着を促進させます。ピカピカの便器だと尿石は付着しにくいですが、ひとたびザラザラになると加速度的に沈着していきます。
・使用後に水を流さない頻度が高い
・トイレ掃除をあまりしない
使用後に水を流さない頻度が高い
水道代を節約する目的で、トイレの水を流す回数を減らすという方は少なくありません。3回の使用につき1回しか流さないという人もいれば、小のときは流さないという人もいます。こうしたトイレの使い方は、極めて尿石を付着させやすいです。トイレの使用後に水を流す目的は、排泄物を流すことに加えて、便器の汚れを防ぐこともあります。
トイレ掃除をあまりしない
トイレ掃除が大嫌い、汚れが気になったときだけ掃除する、といった方は尿石汚れに注意してください。尿は思わぬ場所に飛んでいくもので、例えば便器のフチ裏には隠れ尿石が付着します。使用後に水を必ず流していても、こうした隠れ尿石の付着は予防できないので、少なくとも週に1回はトイレ掃除をする必要があるのです。
トイレに蓄積した尿石の掃除方法
尿石の付着が確認できず、また尿石由来のアンモニア臭も気にならない場合、尿石落としの洗剤を使用する必要はありません。尿石の掃除が必要なのは、トイレが黄ばんでザラザラし、悪臭を発している状況です。
軽度の尿石は酸性の洗剤で落とす
尿石はアルカリ性の汚れなので、それと相反する性質を持つ酸性の洗剤で落としましょう。まずはゴム手袋を着用し、洗剤が皮膚に付着しないようにしてください。それから尿石のある場所に、酸性の洗剤を適量ふりかけます。あとは説明書きの指示に従って放置し、それからトイレブラシで擦りましょう。
堆積した頑固な尿石を落とす
尿石は厚くなるほど、容易には落とせなくなります。便器内の全面が黄色くなるほど尿石が蓄積しているなら、尿石専用の洗剤を使用しましょう。液体とジェルタイプがあり、液体のほうが除去力が強いです。一方のジェルタイプは便器に密着する性質があるので、ジェルがどの部分に付着しているのか判断が容易です。いずれも使用後はしばらく放置し、それからトイレブラシで擦って汚れを落としてください。
トイレの尿石は日頃から予防できる!
日頃から尿石が付着しないよう注意していれば、尿石を目にしなくてもすみます。適切にトイレを使用し、また週に1回の掃除を行えば、尿石の付着はほぼ抑えられるはずです。
・最も大切なのは使用後に水を流すこと
・週に1回のトイレ掃除を
・最新型のトイレに交換するのもあり
最も大切なのは使用後に水を流すこと
トイレの使用後は、必ず水を流すようにしてください。水量は小でもよいので、忘れずに流すのがコツです。流す頻度が低いと、少しずつ便器がくすんできます。そこで、常にツルツル状態の便器を維持するように心がけてください。
週に1回のトイレ掃除を
汚れは新しい状態ほど、やわらかく落としやすいです。だからこそ週に1回の頻度で、掃除をする必要があるのです。トイレ掃除をするときは、目に見えるところだけでなく、死角も念入りに洗ってください。目の届かない場所こそ手入れが行き届きにくく、尿石が溜まりやすいからです。
最新型のトイレに交換するのもあり
トイレは常に進化しており、最新型のトイレは水量を抑えて流せるだけでなく、汚れの付きにくいタイプも登場しています。また、便器の凹凸が少なく、短時間で汚れを落とせるタイプもあります。
まとめ
尿石とは、排尿後に水を流さずに放置しておくと付着する汚れです。アルカリ性を示す汚れのため、酸性洗剤や尿石専用洗剤で落とすのが基本です。その上で、尿石を蓄積させないようこまめに水を流し、トイレ掃除を定期的に行いましょう。