床やタンクからも！賃貸トイレから水漏れが発生する原因や負担

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賃貸物件のトイレが水漏れする理由は、おおまかに「老朽化」と言っていいでしょう。

一見きれいに見えても、賃貸物件のトイレは築年数分ずっと使われています。
ある日、何らかの原因で水漏れが発生した場合には、落ち着いて修理を手配しましょう。

床やタンクも？賃貸トイレの水漏れが発生する原因

水漏れしてくる箇所は、トイレのタンクや床などです。
タンクの中には常に水があるので、何か破損があれば水漏れします。

排水管が通るトイレ床、便器の台から水漏れすることもあります。
流しきれなかった汚水が便器の中から水が溢れてくることも珍しくありません。

便器の中から水漏れしてくる場合には、排水管に何かが詰まっていると疑われます。
トイレには流せないティッシュペーパーや、誤って落とした小さなハンカチなどです。

タンクからの水漏れは、水の流れを調整する「ボールタップ」が原因かもしれません。
トイレ床からの水漏れは、便座の立て付けによるものと思われます。

原因を突き止めることができれば、ある程度までは個人の手で対処することもできます。

トイレの水漏れトラブルは、基本的には水道修理業者に依頼することです。
賃貸物件ならば、管理会社に連絡すれば業者を手配してくれます。

賃貸のトイレの所有権は貸主にあるので、借主が勝手に手を入れることは推奨されません。
しかし便器の中の水漏れなど軽症のものなら、簡単な方法で解決することもできます。

便器から水があふれてくるケースの水漏れは、排水管の詰まりが原因です。
下水に流しきれないものが詰まっていると考えられます。

排水管の詰まりは市販の薬剤を買ってくればささっと解決できます。
薬剤を注いで20分ほど放置し、トイレのレバーを引けば、きれいに水が流れるはずです。

水漏れがタンク回りから発生しているときには、ボールタップの劣化が疑われます。
ボールタップとはトイレのタンクの給水と止水にかかわる部品です。

ボールタップが正常に動かなくなると、トイレの水が流れにくくなります。
タンクの中を覗いてみると、先端部に小さな球がついた部品が見つけられるはずです。

新品交換すれば直りますが、少しでも作業に不安を感じたらやめておきましょう。
賃貸物件のトイレでタンクの中にまで手を出すのは、少しやりすぎというものです。

賃貸物件の家財設備のすべては、オーナーのものです。
借主は、それらを、家賃を払って借りて使わせてもらうという契約になっています。

つまりトイレも貸主の所有物です。
入居者の使用によって故障が発生したときも、修理をするのは基本的に貸主です。

したがって、故障に関して何の落ち度もなければ、借主が修理をする必要はありません。

トイレの水漏れ修理に際して発生する費用を負担するのは、オーナーです。
オーナーと面識がない場合は、入居者は、管理会社に連絡することになります。

自分で修理業者に依頼する必要はありません。
管理会社にトイレの水漏れを報告・相談すれば、あとは工事業者を手配してくれます。

業者は修理後に工事費用を管理会社またはオーナーに請求し、住人には関与しません。
毎月家賃や管理費を収めておけば、家財設備の故障の際はオーナーが責任を持ちます。

トイレの水漏れは生活に支障をきたすので、一刻も早く修理しなければなりません。
しかし賃貸物件の場合は、まずは管理会社かオーナーに連絡を取ってください。

経年劣化による自然瑕疵で故障が発生した場合の費用は、貸主負担です。
自分で工事業者を手配しお金を支払うことはないので、よく理解しておきましょう。