トイレットペーパーが詰まった!サインや効果的な対処法もご紹介
トイレットペーパーは水に溶けますが、詰まらないわけではありません。
詰まった時に素早く対応するためには、サインを見逃さないことが大切です。
また、詰まりの原因を把握しておけば、それが詰まりの予防対策につながります。
ここでは、トイレが詰まった時のサインと対策について解説していきます。
トイレットペーパーが詰まった時はサインがある!
問題なくトイレットペーパーが流れているのであれば、気に留めることはないはずです。
詰まった時のサインは、いつもと違うと感じた時です。
いつもより流れる時の水位が高いような気がする、流れるのに時間がかかる、ゴボゴボという音がするなどの症状がある時は注意してください。
ほとんどの詰まりは突発的に生じており、その原因はトイレットペーパーの流しすぎです。
排泄物の量が多いだけで、水位が上昇してくることはまずありません。
多くの詰まりはペーパーが原因で生じており、流れない時に便器の中をのぞくと、封水に大量のペーパーが滞っているはずです。
以前よりも詰まる頻度が増えてきたら?
いつもと同じようにトイレを使っているのに、以前より詰まる頻度が増えてきたという声が聞かれています。
こうしたケースでは慢性的な症状が疑われるため、排水管の洗浄をおすすめします。
排水管は徐々に汚れで狭く、細くなっていくので、詰まる頻度が増えてきたら洗浄してみましょう。
詰まりを防ぐためには、月1回などの頻度で便器に重曹と酢を投入し、排水管洗浄をするのがおすすめです。
なぜトイレットペーパーは詰まるのか?
排泄物とトイレットペーパーの通り道は、それほど広くて太いわけではありません。
そのため、一度に大量に流すと一時的に詰まってしまうのです。
トイレットペーパーは確かに水に溶けますが、瞬間的に溶けるわけではないのです。
ペーパーの使用量が多いと、完全に溶けるまでに時間を要します。
特に温水洗浄便座を設置していない場合は、使用するペーパーが増える傾向があるので注意してください。
温水洗浄便座を導入すると電気代と水道代が高くなりますが、一方でトイレットペーパーの使用量は削減できます。
ペーパーの使い方によって溶けにくくなることが
トイレットペーパーを使用する時は、丸めるという方が少なくありません。
すると薄い状態と比べて、圧力がかかるので締まった状態になります。
この状態はペーパーの中心に水が浸透しにくいため、溶けるのに時間を要するのです。
大量にトイレットペーパーを使用する方は要注意
潔癖症の方はトイレ詰まりを引き起こしやすいと言われています。
この理由は、人よりも多くのペーパーを使用する傾向があるためです。
例えば、3回トイレに行くと、トイレットペーパーを1本使い切ってしまうという方もいます。
こうした方はトイレ詰まりを引き起こしやすいと自負し、ペーパーを2~3回使用したら1回流すなどと、決まり事を作っておきましょう。
トイレットペーパーが詰まった時に試してほしい方法
焦ってしまうと、無意識のうちに状態を悪化させる対策を取ってしまうことがあります。
最悪のケースでは、便器から水が溢れてしまうので、まずは気持ちを落ち着けましょう。
それから、簡単に実践できる方法から優先的に試してください。
次にトイレを使用する時まで放置してみる
この方法はトイレットペーパー詰まりを解消する王道です。
当初はまったく流れなかったのに、1時間置いたら普通に流れたといった話は多いです。
ペーパーの使用量にもよりますが、2~3時間置けばほとんどのペーパー詰まりは解消すると言われています。
すぐにトイレを使用したい人がいる場合は
40~60度のお湯を流してみる、重曹とクエン酸を投入してペーパーを素早く溶かす、などの対策を試してみましょう。
重曹とクエン酸を使用する場合は、必ず先に重曹を入れてください。
順番が逆になると効果が半減し、何度も繰り返さないと詰まりが解消しなくなる可能性があります。
これらの方法で解消しない場合は、ラバーカップや真空式パイプクリーナーを試してみるのがおすすめです。
まとめ
いつもと流れ方が違うと感じたら、詰まりを疑ってください。
トイレットペーパーは詰まりにくい性質がありますが、決して詰まらないわけではありません。
詰まった時は焦らず、簡単にできる方法から試してみましょう。
専用器具を使用するのは、その後でも遅くはありません。