【DIY可】キッチンの水漏れ対処に有効なパッキンの交換方法を徹底解説!
キッチンで水漏れを発見した時、あなたはどのように対処しますか?
慌てて業者を呼ぼうとする前に、まずはパッキン交換を試してみることをおすすめします。
パッキン交換は、意外と簡単にできる作業です。
本記事では、キッチン水漏れのパッキン交換の手順や注意点について詳しく解説します。
キッチンのパッキンから水漏れが発生する原因とは?
パッキンは水漏れを防ぐために使用されるゴム製の部品です。
部品の接続部の隙間から水が漏れ出さないように密封する役割があります。
たとえば、キッチンの水道では以下のようなパッキンが使用されています。
平パッキン……平らな輪のような形状。給水管の接合部などに使用されている。
コマパッキン……コマのような形状。回転しながら水が流れる部分をふさぐ。
Uリング……U型の形状。蛇口の水が出る部分に使用されている。
三角パッキン……断面が三角の形状。蛇口のハンドルの下に使用されている。
パッキンは、水圧や水流により劣化するため、傷んだ箇所から水漏れが発生します。
パッキンの寿命は一般的に10年程度とされているため、定期的にメンテナンスしておくと安心です。
自分でできる!キッチンのパッキンの交換方法
パッキンの交換は自分で行うこともできます。
以下の道具があると作業しやすいため、揃えておくのがおすすめです。
・モンキーレンチ
・トルクレンチ
・プラスドライバー
・ピンセット
・雑巾
キッチンでは主に3種類の蛇口タイプが使用されています。
それぞれのタイプ別にパッキンの交換方法をご紹介しますので、確認しておきましょう。
ただし、パッキンを交換しても水漏れが改善しない場合は、そのほかの原因による水漏れが考えられるため業者に依頼すると安心です。
単水栓
単水栓は、水またはお湯のどちらかだけが出てくるシンプルなタイプです。
ハンドルから水漏れしている場合は以下の手順で交換しましょう。
1.ハンドルの上のビスとハンドルを外す
2.ナットを外す
3.新しいパッキンを取りつける
4.ナットを取りつける
5.ビスとハンドルを取りつける
パイプの根元から水漏れしている場合は、以下の手順で交換できます。
1.パイプの根元についているナットを外す
2.パイプを外す
3.新しいパッキンを取りつける
4.パイプを取りつける
5.ナットを取りつける
パッキンを交換しても水漏れが直らないときは、蛇口そのものが故障している可能性があるため、業者に相談しましょう。
シングルレバー混合栓
シングルレバー混合栓は、ハンドルの操作で水温や水量を調整できるタイプです。
このタイプは三角パッキンとコマパッキンの2種類が使用されているため、以下の手順でどちらも交換しておきましょう。
1.ネジを外し、レバーを引き抜く
2.蛇口の部品を外す
3.新しいパッキンを取りつける
4.蛇口の部品を取りつける
5.レバーを取りつける
ハンドル混合水栓
ハンドル混合水栓は、1つの蛇口に対し水とお湯それぞれのハンドルがついているタイプです。
ハンドルから水漏れしている場合は、以下の手順で交換しましょう。
1.ハンドルの上のビスとハンドルを外す
2.カバーナットを外す
3.新しいパッキンを取りつける
4.カバーナットを取りつける
5.ビスとハンドルを取りつける
パイプの根元から水漏れしている場合は、以下の手順で交換できます。
1.パイプの根元についているナットを外す
2.パイプを外す
3.新しいパッキンを取りつける
4.パイプを取りつける
5.ナットを取りつける
キッチンのパッキンを交換する前に確認しておきたい注意点
キッチンの水道では、さまざまな種類のパッキンが使用されています。
使用する部位によりサイズが異なるため、交換する際にはもともと使用していたパッキンと同じサイズを使用することが重要です。
サイズが合わないと、パッキンが付けられなかったり、つけられても隙間ができて水漏れを防げなかったりします。
再度交換する手間がかかるため、事前にしっかりと確認し、適切なパッキンを選びましょう。
どれを選べばよいかわからない場合は、まずメーカーや型番を調べましょう。
水道のレバーや水栓に記載されている場合もあるため、確認してみるとよいです。
それでもわからない場合は、使用しているパッキンを持参して、ホームセンターで探すのもおすすめです。
まとめ
キッチンにあるパッキンは、さまざまな原因から水漏れが生じます。
パッキンの交換作業自体は自分でおこなえるので、本記事を参考におこなってみてください。