負担は借主?賃主?賃貸のキッチンから発生する水漏れトラブル時の対処法
賃貸のキッチンから水漏れが発生することがあります。
このときの修理は誰がすべきなのかと言えば、物件のオーナーまたは管理会社です。
借主には基本的に水漏れを修理する責任がないので、管理会社に連絡しましょう。
賃貸のキッチンから水漏れが発生した時に取るべき行動
賃貸物件の家財設備は基本的にすべて貸主のものです。
貸主とはその物件を所有している個人(大家、オーナー)または会社です。
管理会社はそのオーナーと借主の間を取り持つもので、清掃や修理の手配を行います。
入居者は部屋と設備を家賃を払うことによって家を使わせてもらっていることになります。
水漏れは経年劣化で発生する
賃貸物件のキッチンは、そのときの借主だけが使ってきたものではありません。
築年数分、誰かが入って、これまで長いあいだ使われてきたものです。
そのため、突然故障が起きても、その責任を現在の入居者には問えません。
故意の過失による破損が原因でなければ、現在の入居者が故障の責任を負うことはなく、管理会社やオーナーに連絡すれば貸主が修理業者の手配をして工事費用も負担してくれます。
経年劣化によるキッチンの水漏れが借主の責任になることはほとんどありません。
賃貸の水漏れトラブルの費用負担は借主?賃主?
水漏れトラブルは賃貸物件ではしばしば起こることです。
トイレやキッチンや洗面台やお風呂も、水回りの故障はよくあります。
賃貸の設備は大体同時期に導入されており、全戸一斉に悪くなっていくとも言われます。
老朽化するのは経年劣化によるものなので、入居者に修理の責任はありません。
費用も貸主が負担する
キッチンの水漏れが見られたら、すぐに管理会社またはオーナーに電話しましょう。
すみやかに業者を手配して修理の工事を進めてくれます。
費用は通常すべて貸主の負担となります。
入居者がお金を出す必要はありません。
毎月支払う家賃の中には、そのような意味合いでの「管理費用」が含まれています。
家財設備は使っていなくても経年による老朽化を避けられません。
また賃貸物件はこれまで使用歴によって設備にダメージを蓄積させています。
ご自身が入居しているときに破損が見られたからといって、責任を問われはしません。
管理会社ないしオーナーが修理費用を負担するので、遠慮なく電話で相談しましょう。
キッチンの水漏れを防ぐ効果的な方法
賃貸物件の水漏れの修理は、管理会社またはオーナーが行うものです。
その点で入居者にお金の心配は要りません。
しかしキッチンの水漏れは厄介なものです。
毎日使う設備なので、なるべく水漏れトラブルは避けたいものです。
水漏れを防ぐためには、以下の2点に気を付けましょう。
油を流し込まない
揚げ物などの料理で使った油は、決して排水管に流してはいけません。
内部にこびりついて水が流れなくなり、そのうち水漏れが発生してしまいます。
食べかすを流し込むのもよくないので、必ず排水溝にネットを被せて除去しましょう。
水漏れサインを見逃さない
水漏れが生活に影響するまでには、発生時から、多少のタイムラグがあります。
排水管が原因の水漏れでは、必ず排水管の付け根から水漏れする初期症状が見られます。
その時点で手を打ってしまいましょう。
適当に放置しているといずれ水漏れが悪化し、黴の臭いに悩まされることになります。
まとめ
賃貸物件の水漏れの修理は、基本的にその物件の管理者や所有者が行うものです。
キッチンはもちろんお風呂も浴室も洗面台も同様、入居者は何もする必要はありません。
何か気配を感じたら、早めに管理会社に相談してみてください。
もし自分で手を入れようとして失敗するとその責任を問われかねないので注意しましょう。