キッチンの詰まりに油は天敵!対処する際の注意点もご紹介
「排水口が流れにくい…」
そんな経験ありませんか?
その原因は、油かもしれません!
油は冷えると固まって排水管に付着し、徐々に詰まりの原因になります。
詰まりがひどくなると、水が逆流したり、悪臭が発生したり…キッチンが使い物にならなくなる可能性もあります。
本記事では、キッチン排水口の油詰まりを解消する方法と油詰まりを防ぐための予防策を詳しく解説します。
油がキッチンの詰まりになりやすい理由とは?
油がキッチンの詰まりになりやすい理由は、その性質と凝固特性にあります。
調理中に使われた油や調理過程で発生した油分は、通常は液体の状態で排水管を流れていきますが、油は冷却されると凝固しやすい性質をもっているのです。
そのため、この凝固した油が排水管の内壁に付着して蓄積し、詰まりの原因となります。
さらに、油は水とは相性が悪く、水道管内での流れが悪くなりやすいのも理由の一つ。
油分が排水管内に定着することで他のゴミや異物がくっつき、徐々に排水の通り道が狭くなるのです。
キッチンの詰まりが油である時の対処法
キッチンの排水管の詰まりには早めの対処が重要です。
原因が油である場合に、効果的な対処法を以下にまとめました。
熱湯の使用
まず試して欲しいのは、熱湯を使用することです。
沸騰したお湯をゆっくりと流すことで、油を溶かすことができます。
ただし、これは一時的な解決策であり、頻繁に使用すると逆に悪化させる可能性があるため注意が必要です。
ラバーカップの活用
完全に詰まってしまっている時は、ラバーカップが効果的です。
排水口に、ラバーカップを押し当てたら、ラバーが浸るまでシンクにぬるま湯(お風呂程度の温度)をため、ラバーを押したり引いたりしてください。
繰り返しているうちに、ラバーカップの圧によって油つまりが浮いてきて、水道の油つまりが解消されます。
つまり解消後は、後日で構わないので市販のパイプクリーナーを使用して仕上げをしましょう。
重曹とお酢の活用
重曹とお酢を混ぜたものも有効です。
まず、パイプに重曹を振りかけ、その上から同量のお酢を振りかけます。
しばらく放置すると、化学反応が起きて泡が発生するので、しばらく放置してから熱湯を流してください。
専用のパイプクリーナーの使用
液体パイプクリーナーは、市販されている排水管用の洗浄剤です。
使用する際には十分な換気を確保し、使用量や時間を守るだけでなく、手袋を着用して肌を保護しましょう。
専門業者に依頼
上記の方法を試しても改善されない場合は、配管に深刻無問題が生じている可能性があります。
専門業者に相談をしてみましょう。
液体パイプクリーナーを使用する際の注意点
液体パイプクリーナーは手軽な上に、効果を実感しやすいですが、使用する際にはいくつかの注意点があります。
換気の確保
液体パイプクリーナーは強力な化学薬品を含んでいるため、使用する際には十分な換気を確保しましょう。
窓を開けたり、換気扇を回すことで、室内の空気を新鮮なものに保つようにしてください。
適切な量の使用
パイプクリーナーの使用量には指示通りに従いましょう。
過剰に使用すると、配管に損傷を与える可能性があります。
手袋の着用
液体パイプクリーナーが皮膚に触れると刺激を引き起こす可能性があります。
使用時には厚手のゴム手袋を着用し、手や腕を保護しましょう。
目に触れないように注意
パイプクリーナーが目に入らないように特に注意が必要です。
直接はもちろんのこと、パイプクリーナーに触った手で目を擦ったりしないように気をつけてください。
もしも目に入った場合は、直ちに大量の水で洗い流し、医師の診察を受けましょう。
子供やペットから遠ざける
液体パイプクリーナーは危険な薬剤を含んでいるため、子供やペットの手の届かない場所に保管しておきましょう。
誤って摂取されると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
他の洗剤と混ぜない
パイプクリーナーは他の洗剤や薬品と混ぜて使用しないでください。
混合物によって有害な反応が起こる可能性があります。
これらの注意点を守りつつ、液体パイプクリーナーを使用することで、効果的に排水管の詰まりを解消できます。
油詰まりのキッチンは適切な対処をしよう!
キッチンが詰まる原因として油であるならば、自宅にあるもので適切な対処をしましょう。
また、パイプクリーナーなどの危険性があるものを取り扱う際は、人体や周囲に気をつけて使用してください。