スムーズな排水を!ディスポーザーの詰まり原因と対処法を徹底解説!
ディスポーザーは、キッチンシンクの下に設置して生ゴミを粉砕して排水管に流す機械です。
キッチンを清潔に保ち悪臭を軽減できるので、マンションなどの集合住宅でとくに人気の設備です。
とても便利な機械ですが使用中に詰まってしまうと、シンクに水がたまったりゴミの処理ができないのでとても困ります。
・ディスポーザーが詰まる原因は?
・ディスポーザーの詰まりを自分で解消する方法
・ディスポーザーのメンテナンス方法
今回はディスポーザーの故障原因に多い「詰まり」に関してご紹介します。
ディスポーザーが詰まる原因とは?
ディスポーザーの詰まりは3つの原因が考えられます。
油汚れによる詰まり
生ゴミとともに油まで排水管へ流してしまっている場合に起きます。
料理油を多く流したり、生ゴミに油分が多く含まれる場合などは、徐々に排水管の内側に油が固まります。
固着した油が、ある程度たまると、排水管の内側から剥がれて排水管を詰まらせてしまうのです。
粉砕されていないゴミによる詰まり
生ゴミがディスポーザーの許容量より多い場合や、太い骨や固い種などのお使いのディスポーザーが非対応のゴミを粉砕しようとした場合。
また、寿命などで本体が故障している時に、ゴミが粉砕されずに排水管を詰まらせてしまいます。
排水桝に汚れが蓄積して起きる詰まり
キッチンシンクの下ではなく、下水管に近い場所にある排水桝(はいすいます)が原因の場合です。
排水桝とは、ディスポーザーから排出された汚水が下水道に流れ込まないように設置されています。
ディスポーザーの詰まりを自分で解消する方法
油汚れやゴミの詰まりによるキッチンシンクの排水管での詰まりの場合は自分で詰まりを解消することも可能です。
排水桝での詰まりの場合は自分で解消することは難しいので、戸建ての方は水道修理業者、マンションなど集合住宅の方は管理会社へ問い合わせるなどしてください。
パイプ洗浄剤を使う
パイプ洗浄剤を使って、排水管内の汚れを分解して詰まりを解消できます。
油汚れの場合に特に有効です。
洗浄力の強いものは取扱いに注意が必要なので、使用方法をよく読んで安全にお使いください。
ラバーカップ、真空式パイプクリーナーを使う
排水管に圧力をかけて、たまった汚れを取り除く方法です。
ラバーカップとは俗にスッポンと言われるもので、より強力にしたものが真空式のパイプクリーナーです。
1度で汚れが取り切れるものではないので、排水されるまで20〜30回程度押したり引いたりを繰り返しましょう。
これで詰まらない!効果的なディスポーザーのメンテナンス方法
ディスポーザーを長く使うにはメンテナンスが必要です。
ディスポーザーを洗浄する
日々の簡単な汚れは、食器などと同じ中性洗剤で落とすようにしましょう。
また、定期的にディスポーザーの中の洗浄も行うと効果的です。
ディスポーザーの中の洗浄には氷を使います。
ディスポーザー内で砕かれた氷が粉砕室の汚れを落としてくれます。
使用時は水を流す
メンテナンスとは別に普段の使用時にも、必ず水を流すようにしましょう。
ディスポーザーの性能やゴミの量によって必要な水量が違いますが、粉砕したゴミを流すために水を流すことが必要です。
ゴミの粉砕が終わった後も数秒間長めに水を流しておくことで、排水管内に残るゴミが減り、詰まりを予防できます。
使用方法を守る
ディスポーザーでは玉ねぎの皮や、大きな骨など流せない物があります。
お使いのディスポーザーの取扱説明書を確認し、適切に使用してください。
ディスポーザーの詰まりはさまざまな方法で対処できる!
ディスポーザーが詰まった時は、パイプ洗浄剤や真空パイプクリーナーが有効です。
キッチンで起こるトラブルなので、長時間そのままにしておくのは衛生的にも良くありません。
普段から備えておくことをおすすめします。