【費用相場あり】お風呂の床下から水漏れが発生する原因とは？放置するリスクもご紹介

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「お風呂の床下から水漏れ、まさか自分が…」

賃貸物件にお住まいの皆様、こんな経験はありませんか？

・シャワーを浴びていると、足元から水が染み出してくる
・バスタブの排水が異常に遅い
・浴室の床が湿っている、カビが生えている
・下の階から水漏れ被害の連絡があった

これらの症状は、お風呂の水漏れが床下にまで浸水している可能性を示しています。
放置すると、建物の構造躯体や設備を腐食させ、重大な被害に繋がる恐れも。

そこで、本記事では賃貸のお風呂から発生する水漏れについて紹介します。

お風呂の床下から水漏れが発生する原因

床下からの水漏れは、さまざまな原因により発生します。
まずは多くみられる原因を確認していきましょう。

パッキンは、水漏れを防ぐためにお風呂の蛇口やシャワーホースの根本などに使われている部品です。
ゴム製の場合が多いため、経年劣化により破損や効果が生じ、シーリング機能が低下し水漏れのリスクが高まります。

定期的な点検と交換により水漏れ防止が可能です。

給水管や排水管は、一般的に30年前後が寿命とされています。
ステンレス鋼やポリエチレンが使用されているため、金属疲労や腐食により機能が低下しやすい部品です。

劣化が進むと突然の破裂や漏水が発生する可能性があるため、定期的な点検や修繕を行いましょう。

浴室の壁や床は湿度や温度が変化しやすい状況にあるため、収縮や膨張が起きやすいです。
これによりひび割れや剥がれが生じ、水が浸透して床下への漏水を引き起こすことがあります。

とくにタイルを使用している場合は、経年劣化によりひび割れしやすい傾向にあります。

湯船につかる際の衝撃や劣化により浴槽に亀裂が生じ、水漏れの原因になる可能性があります。
ひび割れが小さいほど修理が簡単にできるため、ひび割れを見つけたら早めの修理が大切です。

お風呂の水漏れ修理にかかる費用は、修理する箇所により異なります。
各箇所の修理費用相場を確認しておきましょう。

パッキンの交換費用は一般的に10,000円程度です。
パッキンが機能しないと水漏れが発生し床下への影響も考えられるため、定期的な点検と交換を行いましょう。

蛇口の交換には一般的に約50,000円かかります。
蛇口にはさまざまなタイプがあるため、選ぶ際は耐久性やメンテナンスのしやすさを考慮することが大切です。

給排水管の修理にはおよそ400,000円の費用がかかります。
古い建物では複数の部分で劣化が進んでいる可能性があるため、専門家と一緒に確認し修理を進めましょう。

壁や床のひび割れに対するコーキングは約10,000円前後でできます。
ただし、経年劣化しやすいために一時的な対策と考えるようにしましょう。

ひび割れは本格的な修理が必要な場合もあるため、専門家に診断してもらうと安心です。

浴槽のひび割れは、塗装でも補修が可能ですが、解決できない場合は浴槽の交換が必要です。
費用は工事費を含め200,000円以上の費用がかかります。

新しい浴槽は機能性が高く、より快適に使用できる製品も豊富です。
価格帯には幅があるため、自宅のニーズに合った浴槽を選ぶようにしましょう。

ユニットバスへの交換は700,000円以上の費用がかかります。
長年居住している場合、部分的に修理をしても、すぐに別の箇所が壊れることも少なくありません。

20年以上使用している場合は、ユニットバスへの交換が選ばれることも多いです。

水漏れを放置すると浴槽や周囲の壁、床にカビが繁殖し、健康に悪影響を及ぼす可能性があるかもしれません。
また、アパートやマンションに住んでいる場合は、自宅だけでなく階下など周囲の居住者に影響を与えてしまう可能性もあります。

さらに浴槽のひび割れによる水漏れでは、お湯を沸かしても水位が上がらず空だきによる火災の危険が高まります。
場合によっては賠償金や慰謝料の問題が発生することもあるため、水漏れを見つけたら早急に原因を確認し、修理を行うようにしましょう。

賃貸のお風呂から水漏れが発生した際は、原因を早急に突き止め適切な対処が必要です。
水漏れを放置してしまうと、自分だけでなく下の階に住んでいる方にまで被害が拡大する可能性があります。

このようなリスクを負わないためにも、早めに水道の専門業者へ相談することがおすすめです。