賃貸のキッチンで詰まりが発生…修理負担は誰?日頃からできる対策も
「アパートの台所の水が流れなくなった」「キッチンの排水口がつまっているけどどうしよう」
賃貸物件の台所がつまってしまうと、慌てますし、なにより気になるのが解決するための費用ですね。
そこで今回は、キッチンがつまる原因や、借主と貸主のどちらが費用を負担するかなどについて紹介します。
本記事のポイントは3つ
・キッチンが詰まる原因
・賃貸でキッチンの詰まりトラブルが発生した時の負担先
・賃貸でキッチンの詰まりトラブルを防ぐためにできる日頃の対策
できるだけ分かりやすく紹介しますので、最後までお読みいただき参考にしてください。
キッチンが詰まる原因は何?
キッチンがつまる原因は大きく分けて、汚れの固着・排水トラップの異常・異物の3つです。
それぞれ、具体的にお伝えします。
汚れの固着
台所の排水口には、洗剤や食器の汚れ、ラーメンやみそ汁などの残り汁など、さまざまな物を流しているご家庭が多数かと思います。
ここで特に厄介なのが、残り汁や洗剤です。
定期的に掃除していないと、排水口の奥や排水ホースに固着してしまい、ヘドロとなってつまりの原因となります。
排水トラップの異常
排水口の奥にあり、下水からの臭いを防ぐ役割がある排水トラップ。
この部分に汚れが固着することで、徐々に流れが悪くなり、放っておくとつまりへと発展します。
封水がしてあることで、特にヌメリが発生しやすい場所ですから、注意が必要です。
異物の落下
割れた食器の破片や小瓶のキャップ、マヨネーズやケチャップなどの中蓋など、落としたままにしていませんか。
そのままにしておくと、それらの異物に汚れが付着して大きな塊となり、やがてはつまりの原因となります。
賃貸でキッチンの詰まりトラブルが発生した時の負担先とは?
賃貸の台所がつまった時に最も気になるのが費用の負担先ですね。
結論からお伝えすると、つまりの原因によって負担先が異なります。
借主が負担するケース
・日頃のお手入れをしていない
・つまりの原因が異物
・借主に無断で修理
上記の場合は借主が費用を負担するケースが多い印象です。
貸主が負担するケース
・台所の設置から10年以上が経過している
・設置時の施工不良
・借主による過失が確認できない場合
これらの場合は貸主が費用を負担することになるでしょう。
割り勘にすることも
貸主が高齢かつ比較的古い賃貸物件に長く住んでいた場合、貸主と話し合いをしたうえで、費用を折半するケースもあります。
いずれにしても、賃貸借契約書に明記されていない限り、一方的にどちらが費用を負担するか判断することはできません。
賃貸物件の台所でつまりが起きた時は、まず管理会社や大家さんに連絡して、その指示に従いましょう。
賃貸でキッチンの詰まりトラブルを防ぐためには日頃の対策が重要!
賃貸の台所をつまらせないために最も重要なことは、日頃から掃除することです。
その他にもいくつか対策がありますから、個別にお伝えします。
ゴミネットを設置する
排水口には食べカスなどが流れないよう、穴が開いたステンレス製のゴミバスケットが取り付けられています。
そのままでも十分ですが、より異物を流さないためにも、目の細かいゴミネットを設置しておきましょう。
排水口リングを使用する
ドラッグストアやスーパーで購入できる、排水口リングもつまりに効果的です。
水を流すたびに、リング内にあるタブレットからヌメリ防止の薬剤が一緒に流れますから、毎日お手入れできない方におすすめです。
パイプ洗浄剤を使用する
水を止めて分解しない限り、排水パイプまでは掃除できませんね。
パイプ洗浄剤でしたら、排水パイプに溜まっている汚れを溶かし洗い流してくれます。
月に一度、最低でも1シーズンに一度、パイプ洗浄剤で掃除してください。
排水トラップを外して掃除する
ゴミバスケットや排水口を掃除する際に、排水トラップの蓋も取り外して掃除しましょう。
中性洗剤で軽くこするだけでも、つまり対策となります。
できれば毎日行なってください。
まとめ
賃貸の台所がつまる原因や対策などの情報を紹介してきましたが、まずは日頃からお手入れすることが重要です。
仮につまってしまった時は、勝手に修理するのではなく、管理会社や大家さんに連絡してください。