水道管が破裂した!修理代はどれくらい?応急処置も解説
「気づいたときには庭が水浸しになっていた」「蛇口を回しても全然水が出なくなった」「天井に大量のシミができている」
このような状態のときにまず疑われるのが水道管の破裂です。
いきなり大規模な水漏れが起きますから慌てますし、床や家電にまで被害が及ぶことを考えると不安になりますね。
特に集合住宅の場合、自分の部屋が原因で他の方に被害が出ることも考えられます。
そこで今回紹介する情報は以下の3つ。
・水道管が破裂する原因
・水道管が破裂したときの応急処置
・水道管を修理するための費用
できるだけ分かりやすく紹介しますから、トラブルの際の参考にしていただけると幸いです。
水道管が破裂する原因
多くの水道管はポリエチレンや硬質塩化ビニール、鉄でできており、壁裏や床下、地中など、人目に触れない場所に設置してあります。
その水道管が破裂する原因として多いと思われるものから順に紹介します。
経年劣化
一般的な水道管の耐用年数は、ポリエチレン製や硬質塩化ビニール製で40年~60年、鉄製で40年~70年です。
条件にもよりますが、長く使用することでサビや湿気による腐食から破損・破裂へと繋がっていきます。
上記の理由から、家の水まわりリフォーム修理は20年が目安とされております。
凍結
設置場所にもよりますが、水道管はマイナス4℃以下になると凍結します。
液体が固体になると体積が増しますね。
水も同じで、氷になると水道管内での体積が大きくなります。
その状態で水を出すと、水道管内部の圧力が一気に上昇、破裂して大きな水漏れを引き起こします。
地震などの外的要因
地震や大雨、近隣でのトンネル工事、再開発などの影響で、敷地自体が傾いたり地盤がゆがむことがあります。
その影響でまっすぐ設置してある水道管が歪んでしまい、破損・破裂することがあります。
上記の3つ以外にも水道管が破裂する原因はさまざまです。
万が一破裂を確認したら次で紹介する応急処置を行い、迅速に専門業者に依頼してください。
押さえておきたい!水道管破裂が生じたときの応急処置
場所や程度によっては噴水のように噴き出してしまうことがある水道管の破裂。
実際に目の前で起きたら慌てること間違いなしです。
手で覆っても止まることはありません。
まずは落ち着いて今から紹介する応急処置を行ってください。
止水栓を閉める
トイレ、キッチン、浴室、洗面台など、屋内で水を扱う場所の近くには止水栓が取り付けられています。
マイナスドライバーで回せますから、時計回りに回転させて水を止めてください。
それでも水が止まらない場合は、家全体の止水栓を閉める必要があります。
戸建ての場合は屋外に、アパート・マンションなど集合住宅の場合はメーターボックスに、止水栓という家全体の水を止める栓が取り付けられているはずです。
ハンドルのような形になっていますから、それを時計回りに回すことで水が止まります。
タオルを巻く
破損個所が見えるようでしたら、その部分をタオルで覆いビニールテープなどでグルグル巻きにしてください。
ホームセンターやネットショップでは水漏れ専用の補修テープも販売されています。
水道業者に連絡する
水が止まったら、落ち着いて専門業者に連絡してください。
賃貸物件にお住いの方は、管理会社もしくは大家さんに連絡することをおすすめします。
水道修理の専門業者についてですが、トラブル防止のため相場より極端に安い業者は避けましょう。
※水道管の破裂などで、給水設備や排水設備を自分で工事することは法律で禁止されています。
水道管破裂の修理代はどれくらい?
どの場所の水道管が破裂したかによって修理代は大きく異なります。
ここからはケース別に費用を紹介します。
※なお、水道メーターよりも道路側の水道管が破裂した場合は水道局の管轄となります。
この場合、水道修理業者ではなく最寄りの水道局にご連絡ください。
屋内の水道管が破裂したケース
蛇口付近や給湯管など、屋内かつ見やすい場所に設置してある水道管が破裂している場合の修理費用は2万円前後が一般的です。
一方、屋内であっても壁の裏など、見えにくい場所が破裂している時は3~5万円が修理代の相場となります。
屋外の水道管が破裂したケース
屋外の水道管が破裂した場合、まず調査が必要です。
地面を掘り起こして破裂した部分を交換しますから、修理代としては8万円前後です。
水道管の劣化状況、築年数によっては全交換をすすめられるかと思います。
その際の費用は35万円以上かかることもあります。
上記で紹介した修理代以外にも、依頼する時間帯や水道管の状態によっては追加費用が必要になることも。
後悔しないためにも、まずは無料見積りをお願いして慌てず依頼しましょう。
水道管破裂の修理代まとめ
今回は水道管の破裂について紹介しました。
水道管の破裂に気づくのが遅れると、高額な水道料金を払うことにもなりかねません。
水道管の破裂を確認したら応急処置を施し、できるだけ早く専門業者に連絡してください。