賃貸の鍵を紛失!交換にかかる費用や無くした時の対処法も完全網羅
賃貸住宅で生活していて鍵をなくしてしまったとき、どうしたらよいか戸惑うことでしょう。
焦らず対処するために、この記事では鍵を紛失したときにとるべき行動や交換にかかる費用について解説します。
賃貸の鍵を紛失した時に取るべき行動
鍵を失くしてしまったときには、正しい対応をしないと余計な費用がかかったり、管理会社とトラブルになる可能性もあります。
まずどのような行動を取るべきか確認しておきましょう。
管理会社や大家さんに連絡をする
鍵を探しても見つけられない場合は、速やかに管理会社に連絡しましょう。
賃貸契約書には、鍵を紛失したときの手続きが明記されているため、事前に確認しておくと安心です。
夜間でも防犯上、早めに対応する必要があるため、時間を気にせず連絡しましょう。
管理会社には以下の項目について確認してください。
・管理会社のスペアキーを使用できるか
・管理会社が開けてくれる場合はいつ頃対応してもらえるか
・解錠や鍵交換にかかる費用や必要な身分証明書
・鍵が見つからない場合は交換してもらえるか
警察に遺失届を出す
管理会社への連絡が済んだら、警察で遺失届を提出します。
取得物には3カ月の保管期限があるため、警察署または交番に出向き、なるべく早めに提出することが大切です。
鍵の専門業者に鍵開けを依頼する
管理会社への連絡がつかない場合や、管理会社がスペアキーを持っていない場合などは、鍵の専門業者に依頼して開錠してもらうことも考えましょう。
ただし、スペアキーの作成は、原則として所有権がある方の許可が必要です。
スペアキーを作成するのは、管理会社や大家さんに連絡が取れた後にすることが大切です。
業者によっては、開錠だけでなくスペアキー作成もすぐに対応してもらえる場合がありますが、その場では開錠のみ依頼しましょう。
鍵交換の費用相場と負担先とは?
鍵開けには基本的に自己負担が必要ですが、契約書に特別な記載があれば賃借人の負担とはならないこともあります。
また、火災保険の内容によっては鍵開けや交換時に保険が適用され、費用を負担してもらえる場合があります。
保険の適用条件や負担額は保険会社によって異なるため、契約内容を確認しておきましょう。
鍵交換に関しても、保険の契約内容によっては一部の作業しか対象にならない場合もあるため、詳細は保険会社に確認しておくと安心です。
賃貸の鍵が見つからない時の対処法
スペアキーがあっても、紛失した鍵が見つからない場合は、防犯上や賃貸契約上問題があります。
具体的な対処法を確認しておきましょう。
鍵交換をしてもらえるか確認する
鍵を失くした場合、そのまま放置すると誰かに悪用される可能性があり危険です。
不注意で紛失したのではなく、故意に盗まれていたり、拾った人が悪用したりする可能性も考えられます。
鍵の交換については、管理会社により方針が異なるため、鍵の紛失を報告したときに相談してみましょう。
紛失したら早めに管理会社や大家さんに連絡する
基本的に賃貸物件では、退去時に鍵を返却しなければなりません。
新しく入居する際に鍵を交換するケースがほとんどなので、鍵をなくしてしまっても問題ないと考えがちですが、原状回復として借りた鍵はすべて返却するのが一般的です。
たとえば、入居時に2本の鍵を借りた場合、1本を紛失すると退去時に残りの1本分の料金が課されることがあります。
この対応は賃貸契約ごとに異なるため、退去前に契約内容を再確認しておきましょう。
また、無断でスペアキーを作成しても、管理上のシリアルナンバーにより判明することがあります。
紛失に気づいたらすばやく管理会社に連絡することが重要で、トラブルを未然に防ぐポイントです。
まとめ
賃貸住宅では、鍵を紛失したときに管理会社や大家さんに確認したうえで対応することが大切です。
スペアキーがある場合でも、退去時にはすべて返却しなければならないため、鍵を紛失した際には必ず管理会社や大家さんに連絡しましょう。