車のインロックはハンガーで対処できる?正しい開け方を大公開!
車のトラブルの中でも特に多いのがインロックです。
インロックが起きたときはプロを呼んで解決してもらう方法が一般的ですが、家庭にあるアイテム一つで解決できるケースがあります。
ここではインロックが起こる原因、ハンガーを使った開け方、一般的なインロックの解決方法などについて説明していきます。
そもそも車のインロックはどうして起きる?
車のインロックは、そのほとんどがスマートキーの誤作動や間違った使い方が原因で起こるトラブルです。
ここでは、それぞれの原因の詳細について見ていきましょう。
電池の残量がわずかしかない
スマートキーは電波を飛ばすことで、車に様々な命令を出しています。
電池残量が残りわずかになると、電波も弱くなってしまうので、鍵が車から離れた場所にあると認識されてインロックが起こるケースがあります。
スマートキーの動作が不安定になってきたと感じたら要注意です。
異なる電波が干渉している
スマートキーと他の電子機器が発する電波の干渉も、誤作動によりインロックされる原因です。
また発電所が近くにある状況も、電波障害による誤作動が起こりやすくなります。
スマートキーの付近に何らかの電子機器や金属がある場合は、離すように心がけましょう。
うっかりミスによるインロック
ロードサービスへの相談内容で多いのが、人事的ミスによるインロックです。
例えば、スマートキーでトランクを開けて荷物の積み下ろしをしているとき、車内に鍵を置いたままの状態でドアを閉めてしまうケースです。
車のインロックをハンガーで開ける方法
基本的に車のインロックは自分では解消できませんが、裏技的な方法としてハンガーを使用する開け方があります。
ハンガーがない場合は強度的に劣りますが、針金を使ってみましょう。
金属製のハンガーを用意する
車のインロックの開錠には、意外にも家にあるハンガーが重宝します。
アニメやドラマでは、金庫に針金を差し込んで開錠するシーンがよく登場しますが、あれと同じ原理です。
使用するのは金属製のハンガーで、プラスチック製や木製ハンガーは使えません。
ハンガーがないときは針金で代用しますが、通常の針金はハンガーより強度が劣るので開錠の難易度は高いです。
ハンガーの使い方
ハンガーは先端が鉤形になっており、これを車のドアの内側に引っかけて開錠します。
ただし、そのままの状態では車内のドアハンドルまで届かないので、ニッパーなどで切断してハンガーを1本の針金にするイメージで加工します。
準備ができたらドアや窓に負荷を与えながら隙間を作り、そこからハンガーを挿入してください。
ただし、この方法は車体に傷をつける可能性があるので、あくまでも急を要する場合の処置だと考えましょう。
ハンガー以外に車のインロックを解除する方法
プロではない方が、安全・確実にインロックを解除する方法は存在しません。
そもそも簡単に解除できるとしたら、簡単に車を盗まれる原因になります。
もしインロックしてしまったときは、迷わずプロに依頼するのがおすすめです。
ロードサービスを利用する
JAFや自動車保険会社が提供するロードサービスを活用するのが最も無難な解決方法です。
特にJAFは会員になれば、何度でも無料でインロックの解除をしてもらえます。
なお非会員の場合は25,630円の料金がかかるので、インロックの発生頻度が高い方はJAFに入会しておいて損はありません。
JAFの個人会員の年会費は4,000円、家族会員は2,000円です。
鍵の専門店に依頼する
ロードサービス以外では、鍵の専門店にレスキューを依頼する方法があります。
特に車の鍵トラブル解決を得意とする店なら、鍵を紛失した場合も含めてあらゆるトラブルを解決してくれるでしょう。
日頃から予防対策も
最大のインロック対策は、何よりもインロックを起こさないことです。
そこで普段から肌身離さずスペアキーを携行する癖をつけておきましょう。
おすすめの方法は、衣服の内ポケットに入れておくことです。
まとめ
スマートキーの誤作動を完璧に防ぐことはできないため、どんなに注意をしていてもインロックが起こることはあります。
緊急を要するときはハンガーを使用した開け方を試してみる価値がありますが、車にダメージを与えます。
そこで普段からインロックの予防対策を徹底し、万が一のときは無理をせずにプロに依頼しましょう。