南京錠が錆びて開かない…本当にサビが原因?正しい開け方もレクチャー!
大切な自転車や倉庫の南京錠が錆びて開かなくなった…。
そんな経験はありませんか?
焦って無理に開けようとすると、鍵穴を壊したり、錠自体を破損させてしまう可能性があります。
しかし、諦める必要はありません!
本記事では、錆び付いた南京錠を開ける方法について詳しく解説します。
南京錠が開かない原因はサビだけじゃない!
多くの人が南京錠が開かない原因として、まずサビを思い浮かべるでしょう。
確かに、サビは南京錠の機能を妨げる大きな要因の一つです。
しかし、サビ以外にも様々な原因が考えられます。
以下では南京錠が開かないサビ以外の原因を3つご紹介します。
内部機構の破損
長期間使用していると、南京錠内部のパーツが磨耗したり折れたりすることがあります。
特に、頻繁に開閉したり、衝撃を与えたりするような使い方をしていると、破損のリスクが高くなります。
鍵穴への異物詰まり
砂やゴミなどの異物が鍵穴に詰まると、鍵が正しく挿入できず、開錠できなくなります。
屋外で使用している南京錠は、特に異物詰まりが発生しやすいので注意が必要です。
寒冷地での凍結
冬季など、寒冷地で南京錠を使用している場合、内部に水分が入り込んで凍結してしまうことがあります。
凍結によって、内部パーツが動かなくなり、開錠できなくなります。
種類別!開かない南京錠の開け方
南京錠の開け方は、その種類によって様々です。
以下では、代表的な3種類の南京錠について、それぞれ具体的な開け方をご紹介します。
いずれの方法も無理に開けようとすると南京錠を壊してしまう可能性があるので注意が必要です。
以下の方法を試して開かない場合は、専門の業者に相談することをおすすめします。
シリンダータイプ
シリンダータイプの南京錠が開かない場合は、鍵穴に専用の潤滑剤を注入することで、内部のゴミ詰まりや凍結を解消できる場合があります。
ゆっくりと少量ずつ注入し、鍵穴周辺にまんべんなく行き渡るようにしましょう。
潤滑剤を注入したら、鍵をゆっくりと抜き差しして、内部パーツを動かします。
無理に力を加えると、破損してしまう可能性があるので注意が必要です。
ダイヤルタイプ
まずは、正しい暗証番号を入力していることを確認しましょう。
慌てて入力すると、間違えてしまう可能性があるので、ゆっくりと丁寧に操作してください。
ダイヤル回りに専用の潤滑剤を少し吹きかけることで、ギアの動きがスムーズになり、開錠しやすくなります。
潤滑剤を吹きかけたら、ダイヤルを回しながら少しずつ番号を調整してみましょう。
少しずつ動かしていくことで、正しい番号を見つけやすくなります。
プッシュボタンタイプ
各ボタンの周囲に専用の潤滑剤を適量塗布し、柔らかい布で優しく拭き取ります。
これにより、ボタンの固着を解消できる場合があります。
ボタンをゆっくりと押す
潤滑剤を塗布したら、ボタンをゆっくりと押してみましょう。
無理に力を加えると、ボタンを壊してしまう可能性があるので注意が必要です。
サビは普段の予防から!南京錠のメンテナンス方法
南京錠を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
以下では、南京錠をサビから守るための具体的なメンテナンス方法をご紹介します。
こまめな清掃
定期的に南京錠の表面を柔らかい布で拭き、ゴミやホコリを除去しましょう。
特に、鍵穴部分は細心の注意を払って清掃することが大切です。
屋外での利用は、雨風にさらされていて錆びやすい環境にあります。
雨で濡れたあとはすぐに拭き取るなど、こまめな清掃が重要です。
潤滑剤を使う
南京錠の内部を定期的に潤滑剤でメンテナンスすることで、錠前の動きをスムーズに保ち、サビを予防することができます。
特に、冬場などの寒い時期には凍結防止のためにも有効です。
ダイヤル式はダイヤル部分にも少量吹きかけることで、解錠作業もスムーズになります。
カバーを使う
カバーを使用することで、鍵穴にゴミや水分が入り込むのを防ぎ、サビや故障を予防することができます。
特に、雨風にさらされることが多い屋外で使用している南京錠には、カバーの使用がおすすめです。
その他
長期間使用しない場合は、新聞紙などに包んでから保管する。
故障した場合は、無理に修理せず、メーカーまたは販売店に相談する。
これらのメンテナンス方法を参考に、定期的に南京錠を点検し、サビや故障を防ぎましょう。
大切な荷物や住居を守るために、南京錠を長持ちさせてください。
まとめ
南京錠が開かなくなる原因として、錆びだけが関わってくるわけではありません。
そのため、南京錠が開かなくなる前に定期的なメンテナンスをおこない、ストレスなく使用できるようにしましょう。