コインロッカーの鍵がない!紛失した時の対処から負担費用まで
「荷物を出そうと思ったらコインロッカーの鍵がない」「遠征先でコインロッカーの鍵を紛失してしまった」
コインロッカーの鍵を失くしてしまうと慌てますし、新幹線などの時間が迫っている場合、すごく焦ると思います。
そこで今回は、コインロッカーに関連する鍵トラブルを紹介します。
本記事のポイントは3つ。
・公共のコインロッカーには合鍵がない
・コインロッカーの鍵を紛失した時に取るべき行動
・コインロッカーの鍵を紛失した時にかかる費用
分かりやすく紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
【結論】公共のコインロッカーには合鍵がない
駅はもちろん、空港やスポーツジム、街中にも多く設置してあるコインロッカーですが、その多くには合鍵がありません。
ここからは、なぜ不特定多数の人が利用する公共のコインロッカーに合鍵がないかを説明します。
元キーがない
溝が切っていない鍵のことを元キーと言います。
メーカーごとに異なる元キーを加工することで合鍵となる訳ですが、そもそもコインロッカーの元キーは販売されていません。
コインロッカーの鍵はメーカー登録制で、同じ番号の鍵が出回らない仕組みです。
つまり、製造元でない限り、合鍵は作成できないという事です。
仮に元キーを持っている場合でも、普通に営業している鍵屋さんでしたら複製を断られます。
防犯のため
コインロッカーは誰でも簡単に利用することができる便利な物ですが、簡単に合鍵を作成されてしまっては安心して利用できません。
コインロッカーの鍵を複製するには特殊な加工機を必要とするため、割に合わない場合が多く、犯罪を防いでいます。
ただし、蛸壺師というコインロッカー専門の泥棒集団が存在しますので、現金や貴重品を入れておかないなどの対策はしておきましょう。
コインロッカーの鍵を紛失した時に取るべき行動
コインロッカー自体は運営会社の所有物ですから、勝手に壊したり業者に依頼して解錠することはできません。
慌てている状態だと思いますが、冷静に対処してください。
カバンや衣服をチェックする
失くしたと思っていた鍵がカバンの中から見つかるというのは、よくあるケースです。
冷静になって、カバンの中や外ポケット、衣服のポケットなどを確認してください。
グループで行動している場合は、他の方にもチェックしてもらいましょう。
訪れた場所に連絡する
飲食店や観光施設、コンビニ、ライブ会場など、自身が立ち寄った場所に連絡して、届けられていないか確認してもらいましょう。
確認が取れない場合は、最寄りの交番にも拾得物の問い合わせをしてください。
それでも見つからない場合は、通った道を丁寧に探すことです。
連絡先に電話する
多くのコインロッカーには、鍵を紛失した場合に備えて緊急連絡先が記載されています。
そこに連絡して、事情を説明してください。
対策してくれる業者が近くの場合は、マスターキーですぐに解錠できます。
よほどの事がない限り数時間かかるということはありません。
コインロッカーの鍵を紛失した時にかかる費用とは?
マスターキーで開けてもらっても、鍵を交換する費用などが必要です。
ぼったくりに遭わないよう、必要な費用の相場料金をお伝えします。
管理会社が対応した場合の費用
コインロッカーの鍵を紛失した際に管理会社が対応してくれたら、比較的安いことが一般的です。
駅などの公共コインロッカーの場合、1,500円~2,000円が相場となります。
鍵の専門業者が対応した場合の費用
管理会社が契約している鍵の専門業者や、自身で依頼した場合は、費用が高くなることがあります。
具体的な費用は、10,000円前後が相場です。
鍵穴自体の交換を要求された場合は、20,000円~25,000円が相場となります。
業者によっては上記金額のほかに、出張料金・鍵開け料金・特急料金・深夜早朝割増などが加算されることがありますので、ご注意ください。
領収証をもらうこと
費用の相場については上記でお伝えしましたが、一番大切なことは領収証をもらうことです。
なぜなら、家の鍵や車の鍵と違い、コインロッカーの鍵を開けてくれる業者は自分で選ぶことができないからです。
緊急ですし言い値で支払うしかありませんから、高額請求されるケースも考えられます。
後になって消費生活センターなどに相談する際も、領収書があればスムーズに伝えることができます。
コインロッカーの鍵の紛失まとめ
コインロッカーの鍵を失くさないことが一番ですが、紛失してしまった時に大切なのは一度気持ちを落ち着かせることです。
その上で、今回紹介した対処法を実践してください。