【必見】ピッキングを防ぐ!鍵の種類や対策をわかりやすく解説
鍵を選ぶときに避けて通れないのが、やはりピッキングに対してのセキュリティ性です。
ピッキングとは特殊な器具を用いるなど様々な手段で鍵を開錠する犯罪行為のことです。
ピッキングを利用することで合鍵を使わず、壊さずに家に入られてしまいます。
どうせ鍵を利用するのであればピッキングで簡単に開けられないものを選びたいですよね。
そのため、ここではピッキングの原理からピッキングされにくい鍵の種類、その対策までを徹底解説します。
ピッキングの種類と原理
ここではピッキングの種類とその原理についてをそれぞれ説明します。
ピッキングの種類
ピッキングの種類の一例として以下のものがあります。
・ピンシリンダーピッキング
・ディスクシリンダーピッキング
・ピンタンバーピッキング
・スライドピッキング
・バンピング
このようなものがあり、それぞれ独自の工程はありますが基本的な考えは同じです。
ピッキングの原理について
ピッキングの原理についてですが、ピッキングという手法は鍵の内部構造を解析し、正しいピン位置を特定しピンを固定し開錠することです。
そのため、ピックと呼ばれる特殊な器具を鍵穴に入れ、ピンを操作し鍵の回転を阻害するピンを一時的に固定することで開くことができます。
・ピンの位置をずらす
・ディスクの位置をずらす
・鍵穴自体を破壊してしまう
このような方法があり、空き巣などはそれぞれの用途に合うピッキングツールを利用して不正に開錠をしようとしてくるのです。
ピッキングされにくい鍵の特徴
空き巣からのピッキングを防ぐためには、ピッキングに強い種類の鍵を選ぶことが大切です。
ピッキングに強い鍵にはいくつか共通の特徴があり、以下がその一例になります。
複雑な構造をしている
ピッキングされにくい鍵の特徴として、「複雑な構造をしている」ことが挙げられます。
ピッキングではピンを完全に上げる必要があるため、そのピンが特殊な形状をしているとピッキングツールが合いづらく開錠が難しいのです。
有名なものとしてはディンプルキーがあり、ディンプルキーは窪みの形状を変えるだけで全く別の形状になるため、物理的な鍵の中ではもっともピッキングが難しい鍵と言われています。
耐久性の高い素材
鍵と鍵穴には耐久性の高い素材を選ぶことも大切です。
もし壊れやすい素材を使ってしまうと、鍵穴自体が破壊されピンを容易に操作することが可能になってしまいます。
そのため、鍵と鍵穴の素材にはステンレスや超合金製などの破壊されにくいものを選ぶようにしましょう。
ピッキング対策の具体的な方法
ここからは、ピッキングから鍵を守るための具体的な方法について見ていきましょう。
ピッキングされにくい鍵に交換する
最も代表的な方法として、鍵をピッキングされにくいものに交換することが挙げられます。
もし現在「ピンシリンダーキー」などピッキングが容易な種類の鍵を利用している場合、先ほど説明した「ディンプルキー」や波型のうねりが側面に刻まれている「ウェーブキー」などに変更をしましょう。
このように複雑な構造をしている鍵に変更をすることでピンの操作を難しくし、ピッキングのリスクを減らすことができます。
防犯性の高い鍵穴カバーを利用する
ピッキング対策として、防犯グッズを取り付けるのもとても効果的です。
主なものとしては、取り付けることで物理的に鍵穴を隠してしまう鍵穴カバーや、内側からしか開けなくしてしまうダミーシリンダーがあります。
そのいずれもホームセンターやネットショッピングで1,000円〜3,000円ほどで購入できるため、気軽に手に入れることが可能です。
鍵の定期的なメンテナンス
鍵と鍵穴の定期的なメンテナンスも重要です。
鍵穴にほこりや汚れが溜まっていたり破損をしている場合、ツールでのピッキングが容易になってしまう可能性があります。
日頃から利用している鍵や鍵穴などをよく掃除し、破損が見られる場合は新しい鍵に変更しましょう。
ピッキングできない鍵まとめ
ピッキングから鍵を守るには、ピッキングに強い鍵を選ぶことや定期的な鍵の交換を行うことが必要です。
また、防犯グッズとして鍵穴カバーや保護板を取り付けるなどの対策も有効です。
安心して鍵を利用するために、ピッキングに対する知識を身につけ対策をしっかりと行うようにしましょう。